新世代ディーゼル機関車 JRF DF−200
2・3次、4次、901
模型化に際しまして、日本貨物鉄道株式会社のご協力、承認を頂きました。日本貨物鉄道(以下JRF)では平成に入って国鉄時代の老巧化した機関車の置き換え、貨物列車の一層のスピードアップを計るため新世代機関車を開発、投入して来た。EF200、EF500に続き 1992年(平成4年)に製造されたDF200−901での数々のテストの結果1994年に1次量産機1〜3号機が登場。その後も毎年度ごとに3輌ずつ増備が行われ平成12年増備の3輌で全16輌(試作機×1、量産機×15)が鷲別機関区に配置されている。DF200は出力1800kw、最高運転速度110km/hの性能を持ち、DD51の1200kw、95km/hを大きく上回り、単機牽引にて100kw/h高速貨物列車の牽引を実現しております。またDF50以来の電気式ディーゼル機関車として最新のインバーター制御、発電ブレーキの搭載等ハイテックロコの名称に相応しい内容となっています。12号機まではドイツMTU社製エンジンを搭載しておりましたが今年配置された3輌は50番台を名乗り(51〜53号機)新たに小松製作所製のエンジンを搭載しております。台車形式は両端がFDT100形、中間FDT101形。今の時代にふさわしくメンテナンスの簡易化を推し進めたことも特徴のひとつです。当初の活動範囲、札幌貨物ターミナル−東室蘭間より五稜郭、更に1997年3月には道東の帯広まで運用を拡大しており、今年度(平成12年3月)のダイヤ改正ではEH500量産機の投入により高速貨物列車の増加が見込まれることからDF200の必要性が更に増してくるものと思われます。 北海道の大自然の中を疾走し、グラマラスな魅力を発散するDF200。EF200を上回る全長(19600mm)を持ちデザイン的にもフレッシュかつ落ち着きの有る伸々としたプロポーション、カラーリングが魅力的です。模型鉄道でもEF200、EF210、EH500(年末発売)とのJRFハイテック・カルテットの一翼として活躍致します。ファウル・ハーベル大型コアレスモーター2338wによる生き物のような動きを見せる低速走行から豪快な高速連続運転での走りっぷりまでをお楽しみ下さい。
◆ DF200−901
改装後、現在活躍中の姿 1992年製のテストカー。正面窓上の4灯のヘッドライトとオデコ部分の形状等が大きく量産機と異なります。改装により運転室側窓上に水切追加、砂箱を一般型よりシリンディカル・タイプに交換後現存の姿。車体、屋上パーツ等は全て新規型起こし。4灯ヘッドライトは中央のヘッドライト両サイドヘッド及びテールライトのON−OFFスイッチを別々に取り付け(屋上排気管中)通常時使用時の中央ヘッドライト2灯のみの点灯状態を再現できます。メーカーズ・プレートは朱。◆ DF200 2次量産車(1996年増備4〜6)3次量産車(1997年増備7〜9)
ホイッスル・カバー付、JRFマーク、スカート朱、車体は新規型起こし。◆ DF200 4次量産車(1998年増備10〜12号機)
ホイッスル・カバー付、JRFマーク白、スカートがグレー塗色に変更。前面窓センター寄りに熱線入り。*ヘッドライト、テールライトON−OFFスイッチは屋上排気管にセットされております。 901号機は通常は4灯中、中央2灯のみ点灯使用されているため2つのスイッチにより2灯点灯、4灯点灯+テールライト点灯を選ぶことができます。
*PPとして冬期におけるエアコンカバー、折畳式補助イスを同封しました。