ラインナップ NO.57                              2011.6.30

 当店の旧型電気機関車シリーズも省型EF57が今秋の発売を目指して組立も順調に進行中です。さて次の企画として久しぶりに輸入電気機関車ED12を製作致します。

鉄道省 ED12 1号機 改装後
鉄道省 ED12 2号機 
      排障器、デッキ渡り板付原形スタイル

写真はED12 1号機 改装後 旧製品
西武 E51 末期仕様 ローズピンク
西武 E52 初期仕様 青灰色少量生産
西武 E52 末期仕様 ローズピンク


写真は西武E51末期仕様 旧製品

 今より22年前の1989年に創立20周年記念製品として発売したED12/E51は当店の鉄道模型の製作スタイル、方向性を決定づけた製品で当時は当店のフラグシップモデルと呼べる製品でした。そして改めてED12/E51を再び当店のフラグシップモデルとするべく製作を決定。2009年秋に西武鉄道横瀬車輌管理所にて1987以来、2度目のE52取材を行ないました。ぶっつけ本番取材の前回とは違い、今回は(株)西武鉄道様の協力により写真撮影、採寸と思う存分取材をさせて頂く事ができました。ご協力頂いた方々には本当に感謝させて頂く次第です。
 さて1989年発売のモデルは当時全力投球で製作したものでしたがこの20年間の模型製作技術の向上には目を見張るものが有り、又当店と担当メーカーがこれまでに培って来たものを改めてED12/E51にぶつけてみよう、今の当店の製品レベルをここで再確認してみようと考えました。初代製品で今となっては不本意な部分は何と云っても下廻りにあります。まず台車側枠はワイヤーカットとし各パーツをそれぞれ取り付ける事により台車の幅を出来るだけ抑え、かつ立体的に表現する事とします。上下にはリベット付アングルが付きます。これによりエンドビーム、デッキ幅もよりスケールに近くなります。動輪は適度な強さのコイルスプリング軸箱可動とします。ブレーキ・シューとテコ類はその独特の形状を再現致します。コアレス・モーターによる全軸可動+フライホイール。動輪のタイヤは洋白黒ニッケルメッキ仕上げ、ベリリウム銅製集電ブラシによる全軸集電と走行性能は最高レベル。もちろんキャブ・インテリア装備。ヘッドライトは点灯式となります。上廻りでは車体側面のディテール等如何に品質を向上されるかが見所で大きな楽しみとなります。ムサシノモデルのED12/E51 MarKⅡモデルにご期待下さい。











009.11.8 トピックスに取材時写真が掲載されております。