ラインナップ NO.76

                                       2019.6.29
全盛期の国鉄の貨車たち6
 国鉄ワ12000
一般黒塗装 税抜価格 ¥37,500
配給代用車 税抜価格 ¥38,000
好評発売中

ワ12000は昭和30年登場の短軸1段リンク車ワ10000 500輌の長軸2段リンク版として同じく500輌製造された10トン積有蓋車。大正末期に増トン工事を行い10トン積とした古い木造ワの置き換え用として製造されたもの、戦前の15トン積ワム21000に対する10トン積ワ22000の関係と同様にワム90000の10t積版として登場している。プロトタイプが長軸という事で以前製作のOJ同様、16番でも全く同じコンセプトでバージョン展開を行い製作致した。各タイプ車体側面の溶接ライン、屋根のキャンパス止めの位置等が異なります。 配給代用車は白線、常備駅、各局の標記類等が追加されます。例えばTYPEC-ā12480は飯田線で活躍したED19等に牽引された小貨物列車に連結されたりしています。小さい分ディテールの密度は濃くなります。

TYPE 1A 12000,12018,12035 盛岡工場製



TYPE 1B 12218,12244,12257土崎工場製


TYPE 1C 12453 多度津工場製


TYPE 1C-ā 12480 浜松工場配給代用車(静)多度津工場製

OJ ED19を製作する為の資料の中に幾つかも出来たのが浜松工場の配給代用車で飯田線ではED19の他ED18やEF10と組み合わせて楽しむ事ができます。


TYPE 1D 12308 高砂工場製


TYPE 1D-ā 12407 名古屋工配給代用車(名)高砂工場製

名古屋工場の配給代用車としてかなり広い線区で使用されていたと思われいます。名古屋局を表す名の文字に特徴があります。


TYPE 1E 12276 高砂工事用製


TYPE 1E-ā 12366 釧路工場配給代用車(釧) 



釧網本線や釧路本線で活躍したC11やC58と組み合わせる為に製作した北海道の配給代用車。


貨物列車の編成にちょっとしたアクセントを与えてくれる車輌です。小さいながらも存在感抜群です。

戦前昭和初期に製造されたワ22000初期型と較べると軸距離が長くなり走行の安定性が増しています。

小さいながらもいつものように徹底的な作り込みを行っています。



拡大してみると実物のようなリアルさ、重みを感じさえてくれると思います。ディテールバランスもけっして破錠をきたす事はありません。

短い車体ゆえにABブレーキシステムを装備。これだけ小さな面積にOJと全く同じ数の部品を取付け組立を行っていますが部品の大きさが遥かに小さい分組立が大変難しくなります。一つ一つのパーツのなんと小さい事か!!。

16番サイズとしては極限(本物に付いてるものは皆付いている)レベル。作ってくれる人がいる内に形にしてしまおうという危機感を持って製作しています。

ここまで大きく拡大しても小さな部分がよく見えないという、組立技術の凄さ。実物の構造が手に取るように良く分かります。





次回はワム60000とレ10000/12000の2形式をまず製作してまいります。