HOn3 1/2 シリーズ

ムサシノモデル HOn3 1/2への進出について2003.8.27


当店では当店では今日まで各種機関車、電車、客車、貨車等各ジャンルに渡り相当数のプロトタイプをプロデュース、発売してまいりました。それらの収集したデータ、資料、当店にて設計作図した数多くの図面、プロデュース時の全体より微細に至るまでの研究成果、それに伴うノウハウの蓄積。今回当店ではこれらの成果の中、より今のニーズに適ったプロトタイプを選びHOn3 1/2にて発売していく企画を立ち上げる事となりました。HOn3 1/2は1/87で16番と比べて縮尺が約10%程小さくなる為、当店の16番スタンダード仕様とディテール等完全に同レベルで創る事は不可能です。その代わり不利になり易い走行性能の向上に特に力を注いで行きます。HOn3 1/2スケールのモデル市場は16番と比べると非常に小さく、高価な金型代を生産可能な最小ロットで割った時どうしても価格上昇をまねいてしまいます。この為当店でも他HOn3 1/2メーカー同様卸売りを取り止め店頭販売のみとし小売価格の上昇を押さえる事と致します。この現象は既に16番メーカーでも表れてきておりますが当店では16番につきましては市場維持の為にも問屋、小売店への卸しを歯を食いしばって続行させて行う所存でおります。ただ市場の極端に小さなHOn3 1/2の場合はこの範疇にはないと考え以上のように決定致しました。



HOn3 1/2 1/87 12mmゲージでEF56 1次型を作ろうというお話       2007.8.18
 いろいろ計画しては見るものの採算性の問題により実現が非常に難しいHOn3 1/2 12mmの製品。何度も迷走を続けてはコケまくってボツになるばかり。この件に関してムサシノモデル狼少年説はクロと言って間違いありません。そんな中今度のプロジェクトは如何に!
 事の起こりはED16の16番製品の企画途中メーカーとの話し合いの中で13mmバージョンを製作する事となりました。この直ぐ後にEF56の企画に入ったのですがEF56はいっその事HOn3 1/2で作ると面白いのではと云う話になりました。数は16番の半分も無理な事は分かっていたのですが設計担当が元ジェイル社の社長と云う事もありその経験を活かしてやってみましょうと云う事となりました。ここまでまず問題となったのが動力でした。新しくGear Boxの金型をダイキャストで起こしたのでは少量生産のHOn3 1/2モデルではまったく採算が取れません。製品そのものが買って頂ける価格ではなくなってしまいます。そこでこの問題についてイモンさんに事の次第を説明したところ快くギヤーボックス、動輪、その他パーツの供給をして頂けるとのご返事を頂きました。大きな問題点が一つ解決しました。この事は当店のEF56がイモンさんのEF58と同等の走行性能を有する訳であらゆる意味で素晴らしい事だと考えます。さてここで最初に経ち帰りますが、16番とほとんど同じ仕様による1/87 EF56モデルが少量生産でメーカー側に多少なりとも利殖をもたらす事が可能かと云う興味深い問題であります。メーカーサイドSH Trainの朴社長はやる気満々のようです。SH Trainは私共が設立したも同然の会社です。上手く行かなければムサシノモデルも大変です。もし上手くこの企画がスタート出来れば次はEF53当たりを製作出来ればとも考えますがまあ瓢箪から駒のような話ですから狼ではなく狐につままれた事にならなければ・・・・・・・・・・・・・。


SH Train 代表 朴 成 模(パク スンモ)氏

設計担当 イー・ミンチョル氏