制作裏話

第4話 スニ40, スニ41, マニ44, スユ44

やり過ぎず程々のレベルをねらっての模型化を目論んでおりますがコレが難しいんです.....
キット組立品に毛が生えた位の物では既に時代遅れだし。 フレームは作り込んでパイピングは程々。 妻面連結器廻りのディテールはしっかり作り込んで、車体側面の錠やラッチ等は繊細に表現。 開閉するのは中央2枚ドアだけ。
スニ41, マニ44の室内も程々。 ボタン型バッテリーを組込んでON-OFFスイッチで室内灯を点灯させるのも良いですね。

第3話 DD93

伝説的機関車DF93.....

これは屋上モニターの微妙な形状が解らずに煮詰まっていました。 他はほぼOK。 屋上の手掛かりとなる写真Wanted!!。有る訳ないよなーと半ば諦めDF93模型化も没かーと、その時またまた神のお告げのH様のお言葉。 「1962年の夏。 電化工事終了、でもまだC59, C62天下の山陽線下松駅で、停車中の20系はやぶさの車掌室窓より、半年前千葉で見たDF93が、何でこんなところに居るのと1枚パチリ。 その時のネガが家探しの末にやっと出て来ましたよ。 屋上も良く解りますよ。」
 そして現在2002年春発売を目指して、GOD図面に着手したところであります。 神様、仏様、H様大変有難うございました。

本当の裏話
でもDD91, ED13, DF93と頭に血が昇ってんの当人達だけだと後がオッソロシー!………続く。

第2話 ED13

GOD図面の着手が1999年10月の事.....

第一稿改訂の上、第二稿よりサンプル・モデルを親和さんが製作。 これが全然気にいらず第三稿が脱稿されて来たのが昨年12月。 この間メーカーのチーフ・デザイナー ミスター金とケンケン・ガクガク色々有りました。
さて、第三稿GOD図面のCheck開始直前に仙台の方より、仙山線時代のED17-27号機を、真横より写した後光が差すようなお写真を拝借する事ができました。 イャー凄い!凄い。
残されているED13の写真を穴の空くほど観察、考証、どうしても解明できなかった多くの疑問が完全に氷解して行きました。
仙台の皆様には本当に心よりの感謝の気持ちでいっぱいです。 これらの資料を基に一から図面のCheckを行い、10日程かけて完了(これは私の弟の労作)。 現在最終(とならないと大変困る)稿、決定稿のGODを作図中、4月後半には発売出来る予定です。
空前絶後のED13のモデルですから、私達にかかるプレッシャーは並外れて大きなものです。

第1話 DD91

GOD図面も完成、現在量産品の土台となるハンドメイド・サンプルを製作中です。
このGOD図面製作中の事.....
 車体側面と下廻りの各部寸法の整合性が取れず七転八倒しておりましたが、このDD91と云う機関車、DD54の試作機として1軸中間台車を持つことで有名なおカマ。 DD54同様センターに1軸中間台車があると素朴に考えていたのが間違いのもと。
掻き集めた資料のひとつの寸法を見て一見落着。 なんと中間台車がオフセットして取付けられているではありませんか。
この他前面の微妙な表情、深く尖った独特の車体断面や深―い前面のR。 ランニングボード足のそれぞれのピッチの違いに至るまでもー必死の末、GOD図面がメデタク完成したのでした。