ラインナップ NO.41 
省型電気機関車シリーズ 第四弾 


TYPE2 EF11 原型 1、2号機(甲)
TYPE2a EF11原型 3号機(上)
TYPE2b EF11 2号機 晩年タイプ(八)
只今発売中







公式側

非公式側



グッと腰の落ち着いた印象の隙のないサイドビュー
※尚写真のサンプル品と較べ本生産量産品では数多くの手が加えられます。

昭和10年登場のEF11はEF10 1次型に勾配用回生ブレーキを取付けた機関車で1、2号は甲府に配属され中央線で、3号機は水上に配属されED16、EF51に混じってスノウプロウを取り付けられて上越線で活躍を初めました。製造は芝浦~汽車でEF10と同型車体ながら溶接構造とし、帯やリベット類が全て省かれ、機器取り出し口も側面から屋根に移った為、スマートな車体となっている。

側面の開閉、固定窓の微妙な大きさの差異の他、特筆される事として当店のEF11では屋上モニターの寸法を模型として初めて正確に再現しております。EF10 1次車と比べて頂くとその違いに感心される事と思いますが今後はこのモデルがその規範となるでしょう。ちなみにEF11 4号機では更に進んで丸いボディーとなり昭和12年に登場、EF10、56に先駆けて丸ボディー車の一番手となっている。今回の製品EF10、11は玄人好みのするプロトタイプ故、少量生産となりますので恐れ入りますがご注文は6月15日(木)までにお願い致します。尚、価格はEF53と同等を予定、発売は10月下旬頃を予定しております。

★TYPE2 EF11 原型 1、2号機(甲)
昭和10年当時の甲府機関庫の陣容はED16(1~5号機)Х5、ED17Х17、ED14Х2でそこに昭和10年2輌のEF11が配属となった。ED17が重連で貨物用に使用されED16とEF11が旅客輸送を担当した。中央線は戦後まで木造大型ナハ22000系が使用されておりEF11が登場間もない頃はホハ12000系も編成に加えられていました。当然模型的にもこれらの木造大型客車がEF11とベストマッチとなります。塗色ぶどう1号。西尾克三郎氏が昭和12年ED17,51,57等と共に八王子で撮影した写真が有名です。

★TYPE2a EF11原型 3号機(上)
一方水上機関庫の陣容はED16(6~18号機)Х13、EF51Х2でEF11 3が昭和10年12月に、丸ボディーのEF11 4が同12年3月に配置となった。以上が川端康成の小説「雪国」における上越越え戦前メンバーの全てです。EF11は他メンバーと共に旅客、貨物輸送に使用された。客車はナハ22000系がメインで荷物車には中型客車も使用されていた。特例は上野~新潟間の急行701,702列車でスシ37等20m級鋼製車とオハ32000系17m級鋼製車で編成が組まれていた。スノウプロウ付。塗色ぶどう1号。

★TYPE2b EF11 2号機 晩年タイプ(八)
戦後EF11は回生ブレーキを外され昭和22年国府津に移されたがその後は中央線に戻り甲府、八王子、立川と移動、中央線にて最後まで旅客貨物輸送に使用された。廃車は昭和49年。ヘッドライトがLP42から大型LP403となり、テールライト埋め込み。信号炎管取付。ワイパー交換。スピードメーターが電気式となり、タコ・メーターも追加されている。1~3号機は皆避雷器の取付位置や形式が異なりますがLA13を1エンドパンタ後方に車体中心より公式側へオフセットして取り付けている2号機をプロトタイプとしました。塗色ぶどう2号。

<公式側下廻り>

切れ味抜群のエッジの立ったメインフレーム

<非公式側下廻り>


一切の省略無しで610Rをらくらく通過


ハンドブレーキ装置のテコ、チェーンまでも再現






端梁と側梁の接合部も表現。端梁は中抜きで中空までも再現しています。