ラインナップ NO.56 2011.11.25
昭和初期の貨車たち 塗装済み量産サンプル紹介
鉄道省/国鉄 ワ22000初期型(シュー式)A,Bタイプ
鉄道省/国鉄 ツ2500前期型、後期型(シュー式)
鉄道省/国鉄 レ2900初期型(1段リンク)
鉄道省/国鉄 レ2900後期型(1段リンク)
戦前の貨物列車模型化再現計画の第二弾。
当店の機関車連と同一レベルの作り込みです。
貨物列車の凸凹編成美が楽しめます。
塗装する事により下廻りの奥行感、精密感が一層際立ちます。
<ワ22000初期型(シュー式)Bタイプ 塗装済みサンプル>
機関車のみならずこんな小さな貨車の製品化にも全力投球で取り組んでいます。
これだけの部品が小さな床下一杯にゴチャ付く事無く、整然と配置組立されています。
<ツ2500前期型(シュー式) 塗装済みサンプル>
戦前を代表する通風車ツ2500。この出来でツ400、ツ1000も製品化したくなりました。
下廻りのみならず精巧に再現、取り付けたれた屋上ベンチレーターにも注目して下さい。
側面、妻面のベンチレーターの凹部は3次元的立体感で再現。
床下に入れられたスリットも一層、くっきりと再現されました。
<レ2900初期型(一段リンク) 塗装済みサンプル>
形式写真のような端正な仕上がりを目指しました。
レ2900前期型のドア。
ストッパーのディテール表現には目を見張るものがあります。
下廻りサイドフレームの補強は一つ一つ半田付けしてあります。
これもやはり当店ならではの実物に則った美しい作り込みです。
<レ2900後期型(一段リンク) 塗装済みサンプル>
レ2900後期型、前期型との違いが際立ちます。
この部分のディテール、凄みさえ感じさせてくれます。
床の逆山型表現がよく分かります。
床板のみならずフレームも同様に再現されています。
塗装により屋根Rの違いが一目で分かるようになりました。
初期型(左側)の妻板の両側にはボルトの植え込み表現までなされています。
引き続き製作中のHOn3 1/2 12mmゲージと並べてみました。
昭和初期の貨車たち2として以下の4形式を引き続き製作致します。
ワフ3300 戦前の貨物列車は前後に各1輌のワフを連結して運行されていました。そんな中、今まで全く省みられなかったワフ3300です。このシリーズの貨車たちを編成に組んだ時、絶対的に必要な形式です。又ナハ22000系とも絶妙の組み合わせになりましょう。
ワム21000(2タイプ) 昭和4年に登場した15t積み鋼製有蓋車です。ワ22000同様、X型補強のドアが一目で分かる特徴です。登場時は1段リンクでしたが戦後、2段リンク化されヨンサントウを越え、1970年代半ばまで使用されました。
カ1500(2タイプ) 昭和8年より製造された家畜車で前期型と後期型でサイドの板の貼り方及びブレースの取り付け方が異なります。貨物列車に変化を付ける上でぜひ必要な貨車です。
ト20000(2タイプ) 大正期に作られた観音開き式の開き戸を持つトム1、5000、16000の後、昭和2年、17t積み無蓋車トラ1が製造開始されましたが昭和初期の不況により10t積み全鋼製無蓋車ト20000が昭和8年より製造される事になりました。初期車はアオリ戸の補強が4分割、後期型は5分割となる。