ラインナップ NO.73                              2018.9.23
DD11 1次型1~3号機 4タイプ 
近日予約開始致します 

 
TYPE3 DD11 1号機 晩年仕様

DD11 1次型1~3号機 4タイプ 近日予約開始致します。 昨年7月に制作発表致しましたDD11 1次型、各タイプの図面が仕上がり現在サンプルモデルを製作しています。実機オリジナル図面を基に正確な原型登場時の図面を作成。これを基本に実機が年月の経過と共に手を加えられ改造されて行った後を辿るように模型化図面も同様に仔細に至るまで徹底した調査、考証し作図をおこないました。何時もの事ですが多くの写真、資料を見て行くうちにプロトタイプとする車輌が私達に語りかけてきます(んなわけないだろー)。私を少しでも美しく再現してね、なるべくカッコよくネ、と。衣食住足りて更に平和あってこその鉄道模型、たかが模型されど模型と云う心で模型作りを行ってきました。あと何年この仕事が出来るか判りませんがこの様な地味で小さなディーゼル機関車にも全力投球でぶつかって行きます。 以下の4タイプを製作致します。 


TYPE1 国鉄DD11 1,2号機 登場時ブドウ1号塗色 久里浜
重連用ジャンパー栓装備。 

TYPE2 国鉄DD11 1,2号機 国鉄ディーゼル機関車標準色オレンジ/グレー、久里浜~小郡 
ジャンパー栓撤去、ボンネット側面扉大型化、ボンネット上面取り外し板へ吊りフック追加、運転室側窓水切り追加、ATS車上止取付け。 


TYPE3 国鉄 DD11 1号機 末期タイプ 国鉄ディーゼル標準色 小郡~諫早 
小郡機関区転出後1号機は大きく手が加えられている。両ボンネット上面より排気管が運転室前面に立ち上がる、運転室屋上の汽笛が一つになる、ヘッドライトがボンネット上から前に突き出た位置に取付変更、正面ラジエーターグリルの下1枚が取り払われ新しく一段高くデッキ板が追加されている、エプロンのジャンパーカプラーの切り欠きが板の張り替えで無くなる、エンドビームの両下端の切り欠きがなくなりエンドビーム形状が長方形になる、以上の改造により印象が大分異なったものになっている。 


TYPE4 国鉄 DD11 3号機 1965年以降のスタイル 国鉄ディーゼル標準色、 苗穂 
1964年頃までの残された写真では両前面デッキ上にエアータンクが置かれていたが以後取り去られ2エンドのみにスノウプローとその上下可動用のシリンダーが取り付けられている、そのためラジエ―ターグリルの下半分が取り外されている、それに関連してか2エンドボンネット上の大きい取り外し板に補強のアングルが付き小さい方には一段出っ張った形で箱状のハッチが追加されている。 

TYPE4 DD11 3号機 苗穂の正面図

忠実に再現されたプロポーション、緻密に作りこまれたディテール、美しい塗装のみならず小型車輌として最高の走りを見せてくれます。シチズンマイクロコアレスモーターの使用で超スロー運転時より滑らかなロッドの動きが楽しめ、又全軸集電とコースティングギャシステム、フライホィール効果でギャップ等も含めた複雑なポイント多用の線路配置を物ともせずスケールスピードによる実感的な入れ替え運転が楽しめます。もちろん連結解放が可能なシステム、ケーディーカプラー及びアンカプラーは必需です。ご期待ください。