13mmゲージ シリーズ
2016.3.16
当店の模型は実物の仔細な図面のあるものはそのデータから、実機の取材可能なものは採寸、写真等のデータを基に。図面も実機も既に無いものは残された基本図と写真を基に他の同様プロトタイプの資料も取り入れ、実機の構造面にまで取り入って模型化図面の作図に当たります。16番は車輪の巾を拡げるので全体をデザインする時に実物の構造を知っておく事は大変大事なことです。クリアランス等走行にも関係する場合が多く正直13mmやHOn3 1/2でそのまま設計する方が全然ラクチンです(但しHOn3 1/2は小さい分だけ組立て精度が大変ですが)。そんな中EF50の製作過程で13mmで作ると例の大きなサイド・フレームと台車のクリアランスはどんなものになるのか試してみたいと云う「誘惑」に駆られました。幸いフロント、リア・ビームや枕バリ等必要最低限にて13mm化が可能と解り(もちろん車輪新製、ギヤーボックス加工は必要ですが)善は急げと13mmの製品化にGOサインを出した訳です。しかし相手は電気機関車を模型化する上で走りに関しては最も困難な相手EF50です。不特定少数(!!)のお客様がどの様な条件で走行させるか解りません。完成品の場合13mm専門マニアが購入するとは限りません。そこで私共では13mm車輪に二つの独自の規格を作図設定しました。一つはより実感的な車輪のタイヤ厚2mm、もう一つは走行上シビアな条件下でも良く走行しうる2.2mm厚の車輪で行く事としました。いろいろ検討した結果、今でもこのスペックが最もプロフェッショナルで理に適ったスペックであるとの自負があります。例えばフィリットのRはフランジが直接レールに衝突する事を防ぎ、また車輌の重心をレールのセンター方向へ導いて行く働きがあります。フィリットのRが小さすぎるとフランジがレールに当たった時の衝撃でひどい時には車輪が上に跳ね上がり脱線してしまい、又そうでなくてもノイズや車体の大きな揺れ等が発生します。私たちのスペックではフランジにもRが与えている為、常にフランジとレールは点で接触する事となりカーブ通過時などもフィリットの程良いRと合い重なって大変スムーズです。フランジがレール面に擦り付けられながら走行するのとはだいぶ様相が違います(特集「フィリットについて」を参照)。そして、次の企画EF66では分厚い台車側枠の再現と云う「誘惑」に又々駆られてしまった訳です。どちらも16番と比べて生産量10%以下の小ロットで専用パーツを要する仕事を心良く受け入れてくれたメーカーの協力大な訳です。残念だったのは是非作りたいと考えたED50/17が価格の問題で諦めざるを得なくなった事でした。現在はDF50の13mmVersionを発売する事になっておりますので興味のある方はお問い合わせ下さい。来年はDD51、EF63を製作する予定です。しかし残念ながらコスト面でデッキ付F級機はEF50以外は難しいと思われます。
13mmシリーズ
EF64 13㎜バージョンについてのお知らせ 2016.3.16
EF65 13mm 完売 2012.11.8
DD51 13mm 台車交換可能 在庫をご確認ください
EF57 Ver2、Ver5 13mm完売
(13mmシリーズは少量限定受注生産品です。価格上昇を抑える為店頭販売のみとさせて頂きます)
EF10 2次/4次車 完売
EF10 17号機晩年/24号機 門司 ステンレス
予約開始
EF56 1次型 完売
EF56 原形(沼津)
EF56 戦後(浜松)6号機
EF56 東北線末期 4号機
EF56 東北線末期 6号機
EF56 東北線末期 7号機
ED16 完売
EF66 完売
DF50 完売
EF50 完売