当店試作ディーゼル機関車シリーズにDF40/91が加わります。発売まではまだまだ時間が有りますがそのコンセプトをご説明致します。DF40は1956年4月に川崎車輌にて製造され四国で使用された電気式ディーゼル機関車でした。ドイツ・マン社エンジンを採用した事でも分かるように本格的本線用ディーゼル機関車DF50 500番代の母体となった形式です。DF50 1、2号機が最初に配備されたのが四国であった事も頷ける訳です。さてDF40/91は1956年より廃車となる1975年までの間数々の手を加えられておりそのディテール、塗色(形式も変わった)等変転が激しくどの時期のどの形状のものをプロトタイプとするかで大変頭を悩ませます。大きく以下の4つのタイプに分ける事ができます。
Type1 | 原型 1956年4月 登場時 塗装 ライト・ブルー、レモンイエローのライン、スカート・下廻り黒。 |
Type2 | 第一回修繕後 1957年6月 燃料タンク左右両側にエアータンク取り付け、汽笛交換、ランボード延長、軸箱交換。 塗装 ブラウン、スカートゼブラマーク、下廻り黒。 |
Type3 | DF91へ形式変更 1961年10月 a.1963年7月外部塗色変更 オレンジ、グレー、白帯、正面金太郎、スカート黒。 b.1964年2月 重連総括制御へ改造。 C.1965年前面手スリ大型化、信号炎管取付、ATS取付。 スカート黒よりグレー。 |
Type4 | 前面貫通化 1965年10月 改造後しばらくして塗装はDF50同様となる。(その後前面補強改造) 1975年2月廃車 |
Type1はやわらかなライト・ブルーが特徴あるもの。
Type2は車体はブラウンにイエローの帯一本。スカートにもゼブラ・マークが入ります。準急「南風」の牽引などこの機関車が最も活躍していたのがこの頃です。
Type3は形式変更後のオレンジ・グレーの金太郎塗り。その後の重連統括制御改造、更に手スリの大型化、信号煙管、ATS取り付けと変転が激しくどれにするか迷うところです。
Type4前面が貫通化されその後DF50同様の塗装への変更、最後の前面補強改造後。当店製DF50四国タイプ65号機、17号機等と並べて楽しめます。
今のところでType1、2は決定。Type4はDF50 65号機に合わせて前面補強改造後の最終スタイルに決定。さてType3を金太郎塗りの重連改造後のスタイルで前面手スリ(小)で行くか(大)で行くか大変悩むところです。ご意見等ございましたらE-Mail下さい。