2009.7.3
2009韓国メーカー訪問記 その2
サムヒュン・トレイン
今年に入って4回目韓国メーカー訪問。まずは恒例のマンドゥとカルコクスゥで腹ごしらえ。
キムチをハサミでカットする朴 成 模 社長。
マンドゥ、薬味が効いていて美味。
キムチを乗せ、このようにして食べます。この店のキムチは大変おいしいです。
これがカルコクスゥ(手打ちうどん)
各自で小分けして食べます。かぼちゃが入っておりほんのりと甘味があります。
さあ、仕事です。まずEF10 17~24号機の量産組立開始直前の最終確認を行ないました。
鋳鋼台車はそのままでは大変厚みがあり、上手くアレンジをしなければなりません。大変高度な技が必要です。SHトレインのデザイナー李 成 漢 氏は韓国模型界でも一二を争う実力者。私達の要求、考えを瞬時に理解し素早く対応してもらっています。
EF10 20~24号機用ブレーキハンドル。17号機用は今までの小型ハンドル式ですが20号機以降は大形の丸ハンドルに変更されます。
EF10 20号機サンプルモデル
床板量産パーツ。EF10は量産組立が始まっています。完成予定は10月。
巨匠 李 成 漢 氏
今年3月よりOJ キハ07 200番代車の図面に取り掛かってもらっています。当社で持ち込んだ模型化図面がほとんど実物同様の為、流石の李 成 漢 氏も時間を取られた模様です。既にサンプル製作に入っており8月のJAMで公開予定。
DMH17エンジン模型化図面。今までに無いとんでえもない高レベルの製品となります。エンジンだけでも数十のパーツで構成されます。
ギヤーヘッド付マクソンモーターをラジエーター内に搭載。ドライブシャフトがDMH17エンジン内を貫通。動力車輪に結ばれます。今までの他社、OJスケール ディーゼルカーのドライブシステムは私共の大先輩ナローモデル社キハ07がベースとなっておりますが当社では独自のやり方で進めております。このスタイルですとエンジン形状及びディテールを忠実に再現する事が可能です。
TR29台車にギヤーユニットを装着した図面。
当然ギヤーボックスは分解組立可能です。
SUN JIN MODEL(先進モデル)
この日は引き続きSJモデルを訪れました。
SJモデルは仁川大公園際にあります。
この日李社長はドイツ出張で留守。デザイナーの宋さんが相手をしてくれました。
SJモデルではEF66量産に向けてサンプルを製作中。このセクションでは下廻りを担当。
中間台車DT134。
モーター及びギヤーカバー。写真でお分かりのようにカルダンドライブの中空軸まで再現しております。
実物さながらの動輪、輪心部ディテール。
台枠センター部分、中央の部品がスライドします。
中間台車用車体足。ご覧のように外側に開く事により中間台車の横動を助けます。
両端台車DT133の枕梁部分。
仮組された下廻り。
中間台車が横に迫り出してくると車体足が外側へ傾きます。
東映任侠映画に出てきそうな彼は車体廻りを担当。
ガッツ有る面構えが再現されました。
正面雨樋がちゃんと雨樋の形をしています。OJでも中々再現が難しい部分です。
ひさし付きタイプ。ひさしの形状も改良されました。
正面部分を削り出した効果が良く分かります。引き締まった筋肉質の感じはプレスでは表現できません。
キャブインテリア。
ソウルは緯度が高いので7時半を過ぎてもこの明るさ。
この日の夜はSHトレインの朴さんとサンギョプサルです。
韓国では最も一般的な料理で普通焼肉と云えばカルビではなくサンギョプサル(豚肉)を指します。
アートホビーズ
今回の仕事のメインはアートホビーズでの山形交通モハ100形の最終チェック。
いきなり昼食となりました。
牛の骨を馬鹿でかい釜で数時間煮込むと白乳色の汁になります。それに牛肉の入れたものがソンロンタン。関節部ゼラチンを入れたものをドガニタンと云います。
私はトガニタンを食しました。
ウジン氏はソンロンタン。汁の中にご飯を入れて食べてもOK。柔らかい味が美味です。
アートホビー社に戻って。
C59部品図を作図中。
給水ポンプの図を前に真剣な表情のウジン氏。
韓国では作業分業化が進んでおりC56は同じ敷地内にある半田付け組立専門工場で組立てが行なわれていました。言葉は悪いですが写真のヤローは韓国の模型界で顔がデカイと云えばコイツの事。当然態度もデカイ。おばさん作業員がいると注意を引こうとダジャレを連発するのも困ったもの。私とは15年近い付き合い。こんなんでも奥さんはすばらしい人で子供も可愛い。よかったね金さん。
アートホビー社では最終組立と走行チェック中。
超スロー走行、スケールスピード走行でギャップ、ポイント通過もスムーズがモットー。ヘッドライトは定電圧点灯します。室内には吊革。
泊り込みで奮闘中の崔さん。
朴さんも頑張っています。
メーカーズプレートを取り付けているところ。この女性も大ベテランです。
オプションパーツを準備中。
完成されたところ。
この日の夜はアートホビーズメンバーと車で15分程郊外に出たところにある牛牧場直営レストランで焼肉だぁー。
これが本日のメニュー。手前は牛のハラミ肉です。
FM MODEL
翌日はATMでOJ DD51及びEF510の事で一仕事。お昼はATMから歩いて直ぐのFM MODELへ。電話での約束でお昼をご馳走してくれるとの事。前回はBOOLIMの社長にお昼をご馳走になったので今回はFMさんにご馳走になる事に致しました。
FM MODEL 李 社長。
ごく一般的な韓国料理プルコギです。
午後はアートホビーズで再び検査を行い、この日は早めホテルに引き上げました。
夜の献立は参鶏湯(サムゲタン)。やはり味はSJモデル社長にご馳走になる仁川のお店の方が上でした。
最終日のお昼はアートホビーズメンバーと。私はさっぱり冷麺を食しました。日本では盛岡冷麺が有名ですが本場では唐辛子の粉を一切入れません。シャーベット上の氷が入っておりお好みに合わせて酢と辛子を少し入れます。果物の梨が入っており柔らかな甘味は暑い夏に最高です。
再びアートホビーズ
最終日の午後。
単品単体で発売するC59用コンプレッサーを検品するウジン氏。
三山線モハ103用パンタグラフ。
ほぼ作業も終わり最終確認を行なった上安心して帰路につきました。
じゃあ。またねー。
2009韓国メーカー訪問記 その2
サムヒュン・トレイン
今年に入って4回目韓国メーカー訪問。まずは恒例のマンドゥとカルコクスゥで腹ごしらえ。
キムチをハサミでカットする朴 成 模 社長。
マンドゥ、薬味が効いていて美味。
キムチを乗せ、このようにして食べます。この店のキムチは大変おいしいです。
これがカルコクスゥ(手打ちうどん)
各自で小分けして食べます。かぼちゃが入っておりほんのりと甘味があります。
さあ、仕事です。まずEF10 17~24号機の量産組立開始直前の最終確認を行ないました。
鋳鋼台車はそのままでは大変厚みがあり、上手くアレンジをしなければなりません。大変高度な技が必要です。SHトレインのデザイナー李 成 漢 氏は韓国模型界でも一二を争う実力者。私達の要求、考えを瞬時に理解し素早く対応してもらっています。
EF10 20~24号機用ブレーキハンドル。17号機用は今までの小型ハンドル式ですが20号機以降は大形の丸ハンドルに変更されます。
EF10 20号機サンプルモデル
床板量産パーツ。EF10は量産組立が始まっています。完成予定は10月。
巨匠 李 成 漢 氏
今年3月よりOJ キハ07 200番代車の図面に取り掛かってもらっています。当社で持ち込んだ模型化図面がほとんど実物同様の為、流石の李 成 漢 氏も時間を取られた模様です。既にサンプル製作に入っており8月のJAMで公開予定。
DMH17エンジン模型化図面。今までに無いとんでえもない高レベルの製品となります。エンジンだけでも数十のパーツで構成されます。
ギヤーヘッド付マクソンモーターをラジエーター内に搭載。ドライブシャフトがDMH17エンジン内を貫通。動力車輪に結ばれます。今までの他社、OJスケール ディーゼルカーのドライブシステムは私共の大先輩ナローモデル社キハ07がベースとなっておりますが当社では独自のやり方で進めております。このスタイルですとエンジン形状及びディテールを忠実に再現する事が可能です。
TR29台車にギヤーユニットを装着した図面。
当然ギヤーボックスは分解組立可能です。
SUN JIN MODEL(先進モデル)
この日は引き続きSJモデルを訪れました。
SJモデルは仁川大公園際にあります。
この日李社長はドイツ出張で留守。デザイナーの宋さんが相手をしてくれました。
SJモデルではEF66量産に向けてサンプルを製作中。このセクションでは下廻りを担当。
中間台車DT134。
モーター及びギヤーカバー。写真でお分かりのようにカルダンドライブの中空軸まで再現しております。
実物さながらの動輪、輪心部ディテール。
台枠センター部分、中央の部品がスライドします。
中間台車用車体足。ご覧のように外側に開く事により中間台車の横動を助けます。
両端台車DT133の枕梁部分。
仮組された下廻り。
中間台車が横に迫り出してくると車体足が外側へ傾きます。
東映任侠映画に出てきそうな彼は車体廻りを担当。
ガッツ有る面構えが再現されました。
正面雨樋がちゃんと雨樋の形をしています。OJでも中々再現が難しい部分です。
ひさし付きタイプ。ひさしの形状も改良されました。
正面部分を削り出した効果が良く分かります。引き締まった筋肉質の感じはプレスでは表現できません。
キャブインテリア。
ソウルは緯度が高いので7時半を過ぎてもこの明るさ。
この日の夜はSHトレインの朴さんとサンギョプサルです。
韓国では最も一般的な料理で普通焼肉と云えばカルビではなくサンギョプサル(豚肉)を指します。
アートホビーズ
今回の仕事のメインはアートホビーズでの山形交通モハ100形の最終チェック。
いきなり昼食となりました。
牛の骨を馬鹿でかい釜で数時間煮込むと白乳色の汁になります。それに牛肉の入れたものがソンロンタン。関節部ゼラチンを入れたものをドガニタンと云います。
私はトガニタンを食しました。
ウジン氏はソンロンタン。汁の中にご飯を入れて食べてもOK。柔らかい味が美味です。
アートホビー社に戻って。
C59部品図を作図中。
給水ポンプの図を前に真剣な表情のウジン氏。
韓国では作業分業化が進んでおりC56は同じ敷地内にある半田付け組立専門工場で組立てが行なわれていました。言葉は悪いですが写真のヤローは韓国の模型界で顔がデカイと云えばコイツの事。当然態度もデカイ。おばさん作業員がいると注意を引こうとダジャレを連発するのも困ったもの。私とは15年近い付き合い。こんなんでも奥さんはすばらしい人で子供も可愛い。よかったね金さん。
アートホビー社では最終組立と走行チェック中。
超スロー走行、スケールスピード走行でギャップ、ポイント通過もスムーズがモットー。ヘッドライトは定電圧点灯します。室内には吊革。
泊り込みで奮闘中の崔さん。
朴さんも頑張っています。
メーカーズプレートを取り付けているところ。この女性も大ベテランです。
オプションパーツを準備中。
完成されたところ。
この日の夜はアートホビーズメンバーと車で15分程郊外に出たところにある牛牧場直営レストランで焼肉だぁー。
これが本日のメニュー。手前は牛のハラミ肉です。
FM MODEL
翌日はATMでOJ DD51及びEF510の事で一仕事。お昼はATMから歩いて直ぐのFM MODELへ。電話での約束でお昼をご馳走してくれるとの事。前回はBOOLIMの社長にお昼をご馳走になったので今回はFMさんにご馳走になる事に致しました。
FM MODEL 李 社長。
ごく一般的な韓国料理プルコギです。
午後はアートホビーズで再び検査を行い、この日は早めホテルに引き上げました。
夜の献立は参鶏湯(サムゲタン)。やはり味はSJモデル社長にご馳走になる仁川のお店の方が上でした。
最終日のお昼はアートホビーズメンバーと。私はさっぱり冷麺を食しました。日本では盛岡冷麺が有名ですが本場では唐辛子の粉を一切入れません。シャーベット上の氷が入っておりお好みに合わせて酢と辛子を少し入れます。果物の梨が入っており柔らかな甘味は暑い夏に最高です。
再びアートホビーズ
最終日の午後。
単品単体で発売するC59用コンプレッサーを検品するウジン氏。
三山線モハ103用パンタグラフ。
ほぼ作業も終わり最終確認を行なった上安心して帰路につきました。
じゃあ。またねー。