2010.6.24
2010韓国メーカー訪問記 その2
リクエストにお答えして、久々の韓国メーカー訪問記です。今回の訪韓はOJ EF66のチェック及びワム80000の最終チェックが主目的でした。
アートホビーズ
まずはアートホビーズへ。C59のロストワックス・パーツが仕上がり、既に半田付け作業進行中でした。顔のでかいキム・チャンヒュン氏と組立について打ち合わせ中のウジン氏。
奥から1号機、90号機、104号機、162号機、164号機。奥二つは戦前型、手前は戦後型。テーパ部の長さボイラーバンドの位置等ボイラーは全くの別物です。
出来上がって組立を待つC59各ロストワックスパーツ類
戦後型テンダー台車はご覧のように2枚重ねで鋳物の中抜きを表現。
羽後交通DC1/2サンプル・モデルを組立中の社長の崔さん。
このプロジェクト、写真奥のスノウプロウの付いたサンプルはなんと6年前にAJINで作られたもの。その後超円安の影響で打ち捨てられ、その後DANA MODELへ移動。結局アートホビーズで製作を引き受けてもらう事になりました。新しいサンプルの出来具合は素晴らしいの一言。尚写真のサンプルは南部縦貫に移った後のDC251です。
スノウプロウは新に入手した資料により正確なものに作り直す事になりました。これが又大変難しい。
夕食はアートホビーズメンバーとカルビ。
焼肉奉行のウジン氏。とにかく彼はマメです。
ワールドカップ仕様ラベルのビールを得意気に差し出すウジン氏。
熱々のテンチャンチゲ
2日目は先進モデル社へ
まずはフロントの窓を自ら巧みに取り付ける李社長。1日に5~6台(少しでも窓サッシと隙間があるとやり直す)が精一杯との事。社員は誰もやりたがらないので仕方なく社長自ら。「あんたじゃ1日1台しか貼れないよ」と言われてしまいました。
この日の夕方、韓国鉄道模型メーカー界の2大巨頭のツーショットです。
BOOLIM(富林)社 張社長(左側)とSUNJIN MODEL(先進社)李社長。
ATM社
3日目朝はATM(アジン・トレイン・モデル)社へ。
DD51北斗星のボディを手に笑顔の趙 載 吉 社長。
FM MODEL
この後お昼を一緒にという約束でFM MODELへ。
シッピング間近のイギリス型Oゲージ客車。
昼食はいつもの海鮮カルコクスー(手打ちうどん)
午後から再びアートホビーズ社へ。
C59の組立に取り掛かっている朴部長。
ワム80000の軸受けのテンションを調整中。
ワム580000の鮮魚輸送車。残念ながらこのタイプは予約完売。
この日の夜はワールドカップ 韓国vsアルゼンチン戦。その前に乾杯で盛り上がるアートホビーズメンバー。
ちなみにこの場所は団地の中の公園。後ろの方では多くの幼児が砂場やすべり台の当りを駆けずり回っていました。
横では公園に置かれた液晶テレビを観戦しながら熱狂する韓国の兄ちゃんたち。残念ながらアルゼンチンに大差で敗退。負けっぷりの良さに意外とサバサバ。
Lee-Art社
翌日は朝一番で先進社長と塗装メーカーへ。
LeeArt社では何とキハ07を塗装中。下塗りと室内の塗装が終わり、本塗装を待つ07の車体。
真剣な眼差しで説明する李 社長。手に持っているのはマイクロメタキッドの小型タンクロコ。製造メーカーはグリーンアート社。
下塗りをした後、継ぎ目やロストワックスの修正を行ないます。写真は窓開口部の仕上げを行なっているところ。
再び先進モデル社へ
最終組立を待つキャブインテリア。
装着を待つスカート
機械室内に取り付けるコンプレッサー。
中央部、高圧機器枠内にはウエイトが収めてあります。
溜息が出るほど忠実に実物を模した超スーパーディテール仕様の下廻り。ここまでやってしまったOJモデル製品はもちろん始めての事。
大阪吹田機関区でピットの中に潜り込んでの取材の成果です。
李 社長とデザイナーの宋さん。
上から見ても実物同様に作り込まれた中間台車。台車だけで物凄い見応え。
ほとんど実車通りに徹底的に再現された床下パイピング。凄すぎる!先進社長曰くこの下回りで蒸気が一本出来上がってしまう、とんでもないものだと。
今までのこの手のものと比べて、十倍以上の手間が掛かっています。
機械室へのドアにドアヒンジを付けているところ。EF66の正面ウインドウサッシ取り付けもこの女性が行ないました。大ベテランです。
夜は李社長宅3階ベランダでバーベキューパーティ開幕!前々日が社長の誕生日でした。そのお祝いを兼ねて。
サムヒュン・トレイン朴社長も宴に加わる。
ムードのある音楽を流し場を盛り上げる李社長。
奥さんの手作り料理です。
社員一同乾杯!EF66の連日の夜勤で疲労気味の社員たちには頭が下がります。
サンギョクサル(豚肉)を焼いています。
途中ゲストとして招かれたドイツのNo1ゲージ・インポーターとその通訳氏。
三度アートホビーズへ。DC1/2のスノウプロウの形状についてもう一度打ち合わせ。
この後一路仁川空港へ。
Fin
2010韓国メーカー訪問記 その2
リクエストにお答えして、久々の韓国メーカー訪問記です。今回の訪韓はOJ EF66のチェック及びワム80000の最終チェックが主目的でした。
アートホビーズ
まずはアートホビーズへ。C59のロストワックス・パーツが仕上がり、既に半田付け作業進行中でした。顔のでかいキム・チャンヒュン氏と組立について打ち合わせ中のウジン氏。
奥から1号機、90号機、104号機、162号機、164号機。奥二つは戦前型、手前は戦後型。テーパ部の長さボイラーバンドの位置等ボイラーは全くの別物です。
出来上がって組立を待つC59各ロストワックスパーツ類
戦後型テンダー台車はご覧のように2枚重ねで鋳物の中抜きを表現。
羽後交通DC1/2サンプル・モデルを組立中の社長の崔さん。
このプロジェクト、写真奥のスノウプロウの付いたサンプルはなんと6年前にAJINで作られたもの。その後超円安の影響で打ち捨てられ、その後DANA MODELへ移動。結局アートホビーズで製作を引き受けてもらう事になりました。新しいサンプルの出来具合は素晴らしいの一言。尚写真のサンプルは南部縦貫に移った後のDC251です。
スノウプロウは新に入手した資料により正確なものに作り直す事になりました。これが又大変難しい。
夕食はアートホビーズメンバーとカルビ。
焼肉奉行のウジン氏。とにかく彼はマメです。
ワールドカップ仕様ラベルのビールを得意気に差し出すウジン氏。
熱々のテンチャンチゲ
2日目は先進モデル社へ
まずはフロントの窓を自ら巧みに取り付ける李社長。1日に5~6台(少しでも窓サッシと隙間があるとやり直す)が精一杯との事。社員は誰もやりたがらないので仕方なく社長自ら。「あんたじゃ1日1台しか貼れないよ」と言われてしまいました。
この日の夕方、韓国鉄道模型メーカー界の2大巨頭のツーショットです。
BOOLIM(富林)社 張社長(左側)とSUNJIN MODEL(先進社)李社長。
ATM社
3日目朝はATM(アジン・トレイン・モデル)社へ。
DD51北斗星のボディを手に笑顔の趙 載 吉 社長。
FM MODEL
この後お昼を一緒にという約束でFM MODELへ。
シッピング間近のイギリス型Oゲージ客車。
昼食はいつもの海鮮カルコクスー(手打ちうどん)
午後から再びアートホビーズ社へ。
C59の組立に取り掛かっている朴部長。
ワム80000の軸受けのテンションを調整中。
ワム580000の鮮魚輸送車。残念ながらこのタイプは予約完売。
この日の夜はワールドカップ 韓国vsアルゼンチン戦。その前に乾杯で盛り上がるアートホビーズメンバー。
ちなみにこの場所は団地の中の公園。後ろの方では多くの幼児が砂場やすべり台の当りを駆けずり回っていました。
横では公園に置かれた液晶テレビを観戦しながら熱狂する韓国の兄ちゃんたち。残念ながらアルゼンチンに大差で敗退。負けっぷりの良さに意外とサバサバ。
Lee-Art社
翌日は朝一番で先進社長と塗装メーカーへ。
LeeArt社では何とキハ07を塗装中。下塗りと室内の塗装が終わり、本塗装を待つ07の車体。
真剣な眼差しで説明する李 社長。手に持っているのはマイクロメタキッドの小型タンクロコ。製造メーカーはグリーンアート社。
下塗りをした後、継ぎ目やロストワックスの修正を行ないます。写真は窓開口部の仕上げを行なっているところ。
再び先進モデル社へ
最終組立を待つキャブインテリア。
装着を待つスカート
機械室内に取り付けるコンプレッサー。
中央部、高圧機器枠内にはウエイトが収めてあります。
溜息が出るほど忠実に実物を模した超スーパーディテール仕様の下廻り。ここまでやってしまったOJモデル製品はもちろん始めての事。
大阪吹田機関区でピットの中に潜り込んでの取材の成果です。
李 社長とデザイナーの宋さん。
上から見ても実物同様に作り込まれた中間台車。台車だけで物凄い見応え。
ほとんど実車通りに徹底的に再現された床下パイピング。凄すぎる!先進社長曰くこの下回りで蒸気が一本出来上がってしまう、とんでもないものだと。
今までのこの手のものと比べて、十倍以上の手間が掛かっています。
機械室へのドアにドアヒンジを付けているところ。EF66の正面ウインドウサッシ取り付けもこの女性が行ないました。大ベテランです。
夜は李社長宅3階ベランダでバーベキューパーティ開幕!前々日が社長の誕生日でした。そのお祝いを兼ねて。
サムヒュン・トレイン朴社長も宴に加わる。
ムードのある音楽を流し場を盛り上げる李社長。
奥さんの手作り料理です。
社員一同乾杯!EF66の連日の夜勤で疲労気味の社員たちには頭が下がります。
サンギョクサル(豚肉)を焼いています。
途中ゲストとして招かれたドイツのNo1ゲージ・インポーターとその通訳氏。
三度アートホビーズへ。DC1/2のスノウプロウの形状についてもう一度打ち合わせ。
この後一路仁川空港へ。
Fin