ラインナップ NO.54 2010.9.30
省型電気機関車シリーズ 第8弾
国鉄 EF57
東海道線(浜松)時代
上越線(高崎)時代
東北線(宇都宮)時代SG
東北線(宇都宮)時代EG
2011年4月発売予定
EF57のサンプルモデルが出来上がりました。プロトタイプは東北線(宇都宮)EGタイプの7号機です。まだまだ改良点が多く見られ、60%の出来ですがこれを基に多くの改良を加え、より完成度の高い製品を目指します。価格的には以前発売のEF56と比べてかなりの手間要しますが、少しでもEF56よりお買い求め易くしたいと考えています。
最も基本的な事として車体断面の形状を正確に再現する事から始めました。前面の形状も風格あるスタイルを再現すべく各部のポジション取りには細心の注意を持って当っております。
軸重バランスの関係で台枠前寄りが少し上がり気味になっています。先台車との上下の間隔はもう少し詰まります。運転席下の床下のパイピング表現がペッタリしており改良の必要があります。
サンプルモデルではヘッドライト位置がまだ高すぎます。パンタ台の取り付け位置も同様です。
排障器の形状は改良の余地有り。さらに内側に位置しなければならない。エンドビームと解放テコの位置関係も大きく見直します。又サンプルモデルではヘッドライト位置がまだ高すぎます。パンタ台の取り付け位置も同様です。
屋上モニター上のガーランド・ベンチレーターの形状はモデルとして始めて正確な形で再現されています。
エンドビーム廻りはかなり手を入れます。先台車R610のカーブ通過を目標とする為電暖ジャンパー栓へのパイピング処理をどのようにアレンジするか検討中です。
下廻りは当店としては標準となったワイヤーカットした台枠にロストワックスパーツ、線材を一つ一つ半田付けしていくやり方でこの工法は既に完成の域に達しています。床下のパイピングも可能な限り再現されています。
台車の振動を押える目的で取り付けられた振れ止めダンパーが台車リアーエンド部上に見えます。この上の床下にはジスコンバーさらにはエアータンクの放熱管が取り付けられています。ATS車上子位置はもっと上に上がります。運転席下のパイピング表現がペッタリしており改良の必要があります(形状を改良します)。
僚機EF56と。正反対の車体形状が良く分かります。
旧型電気機関車で人気の機種を三つ上げれば何といってもEF58、EF57、EF15と云う事になると思います。模型の世界でもそれ故繰り返し製品化されて来ました。当店ではやっとその一角EF57に王手を掛けるところに来ました。国鉄の電関モデルとしてはED12/E52から数えて21年。韓国で生産を行うようになってからでもED38以来16年目にしての快挙!?となります。人気モデルEF57の製作には非常にナーバスにならざるをえませんでした。長い時を掛け資料等を揃え時の満ちるのを待っての製作着手です。5年余りの準備期間を要しましたが全部で12バージョンを製作致します。
●Ver1 EF57 東海道線 原型タイプ 13号
登場時の原型スタイルでの製品化です。この型での模型化は初めてのものですがこれが製品化最後のチャンスと考えチャレンジ致しました。
LP42、客車用電気暖房ジャンパー、缶マーク有り、パンタ位置原型。
●Ver2 EF57 東海道線パンタ位置変更後タイプ 4号、9号
パンタグラフ位置変更後のお馴染みのゴナナ・スタイル。戦後直ぐ東海道線にて昭和24~28年までの4年間特急を牽引していた時代を再現致します。ヘッドマーク取り受け座はネジにて着脱式となります。
LP42、客車用電気暖房ジャンパー、缶マーク有り、パンタ位置変更改造より高二への移動まで。
●Ver3 EF57 上越線(高崎)タイプ 10号
昭和31年ゴナナは長岡、高崎へ転属、雪国上越線で使用される事になる。耐雪装備で一段と精悍さが増した。尚、昭和32年 EF57 3、4、5、6、10、15の6輌に列車番号表示装置がデッキ先端部に取り付けられた。1年間使用され装置本体は撤去されたが台座は残された。製品は台座付の状態で装置本体はお好みで取り付けて頂くようになっています。
LP42ひさし付、ホイッスルカバー、正面窓つらら切、スノウプロウ、缶マーク有り。
●Ver4 EF57 東北線(宇都宮)SGタイプ 2号
東北線黒磯電化で宇都宮へ移動、ホイッスルカバー、スノウプロウは取り外された。上越時代最末期に大型ヘッドライトLP403に交換されている。
LA13への交換後のスタイル、LP403、ホイッスルカバー取り外し、スノウプロウ取り外し。
●Ver5 EF57 東北線(宇都宮)時代 EGタイプ
昭和40~41年に掛けて暖房装置をそれまでの蒸気暖房より電気暖房に交換された。元のSGボイラー部にはガーランドベンチレーターが設置され助手席側運転室側面に電暖表示灯、エンドビームには電暖用ジャンパー栓が取り付けられた。今回製作する8つのナンバーの電暖付き末期タイプは屋上ディテールの号機による相違点を完全に作り分けています。人はモニター部のサイドベンチレーターの相違点しか指摘しませんが、貫き碍子の取り付け位置、ホイッスルの位置もそれぞれ異なります。避雷器の取り付け位置とそのパイピングも異なります。吊り金具の位置、1エンド側取り外し屋根のランボードも片側のみのもの両側に付けたもの又その長さの異なるものと様々です。(今までの製品はサイドベンチレーター以外全て7号機ベースのようです)。モニター上に並ぶベンチレーターの形状は初めて正確に再現しました。その両サイドのランボードの切り欠きも号機により正確に作り分けを行ないました。車体側面ディテールでは電暖表示灯取り付け位置、空気取り入れ口の位置とも相違点があります。前面では屋上へのステップの形状がそれぞれ異なっています。最も人気のある電暖付きEF57、当店なりに徹底的した拘りで取り組みました。
*Ver5-3 3号
Hゴム黒、小型変形ベンチレーター公式側6個、非公式側4個、リブ有り
*Ver5-5 5号
Hゴム黒、ベンチレーター公式側3個、非公式側1個、リブ無し
*Ver5-6 6号
Hゴム黒、ベンチレーター公式側6個、非公式側4個、リブ有り
*Ver5-7 7号
Hゴムグレイ、ベンチレーター公式側6個、非公式側4個、リブ無し
*Ver5-8 8号
Hゴム黒、ベンチレーター公式側6個、非公式側4個、リブ無し、デッキ手摺り増設
*Ver5-11 11号
Hゴム・白、ベンチレーター公式側6個、非公式側5個、リブ有り
*Ver5-14 14号
Hゴム黒、ベンチレーター公式側6個、非公式側4個、リブ無し
*Ver5-15 15号
原型正面窓、ベンチレーター公式側6個、非公式側2個、リブ有り