ラインナップ NO.1 2012.2.12
DD54各タイプについての説明その1
国鉄 DD54
TYPE1 DD54 2次車 4~8 正面サッシ窓 改造後
TYPE2 DD54 3次車 9~24 正面サッシ窓
TYPE3 DD54 4次車 25~29 正面Hゴム窓
TYPE4 DD54 5次車 30~34 正面Hゴム窓
TYPE5 DD54 6次車 35~40 正面Hゴム窓
●サウンド付インジェクションモデル
発売予定 2012年7月 本体予価45,000円
●OJ 1/45 大スケールモデル
発売予定 2013年3月 本体予価380,000円
ムサシノモデル DD54 オリジナル図面
当店では今から14年前、平成10年に国鉄標準大型機関車第一弾としてDD54を製作致しました。DD54は実機の仔細図面が無く(メーカーが三菱という事も関係あると思います)当店で模型化図面を作図しそれを韓国メーカーへ送り製品化致しました。それまでは趣味誌に載った模型化図面が唯一の存在でしたが甚だ実機とはかけ離れた印象を受けました。
●ポイント1
DD54の最も重要なポイントはその前面形状とその元を成す車体断面の形状にあります。下の写真は当店のDD54 2次車原形と5次車です。オレンジ色の車体マスキングラインの上の屋根グレイ部分が非常に浅くエッジが立ったようにシャープな印象です。前面は独特の張り出しのピークが窓の下に有りますが真横から見て、前面窓部の後退角が小さくなる事により鳩胸のような印象で浅い屋根と合間ってそそり立つようなDD54の前面を形成しています。模型製作のデザイン上DD54は最も難しいと言われる所以はこの当りにあります。
窓下中央の縦と横のエッジラインが交わるポイントが前に出っ張りすぎるとシャープな印象が薄れてしまいます。DD54の前面の印象はやはり一言でいうと”そそり立つ”という事でしょう。デリケートなニュアンス表現が必要です。
正面運転室窓の位置がバランス的に高い位置にあるように見えないとDD54らしさが出ません。
DD54の”そそり立つ”ような前面の印象がよく分かる角度です。
●ポイント2
屋根オデコのRは水切りの上まで真っ直ぐ伸びてから小さいRで屋根へと繋がります(上写真参照)。車体全景からこの部分を見ると非常に角ばった印象となります。
2次型原形では後に述べるように両端の砂箱砂撒き管が前位にあるのが特徴です。
●ポイント3
DD54正面窓両端隅柱折れ角位置とライトケーシング位置関係について、アルミサッシ窓の2次、3次型、Hゴム窓の4次、5次、6次型共に正面窓両端隅柱折れ角エッジラインを下方に伸ばしていくと(上下イラストの赤ライン参照)ライトケーシング外側に取り付けられた手摺りのさらにほんの少し外側に位置します。DD54の正面を形作る上で大変重要なポイントです。また車体下端よりエプロンまでの寸法(A)、ライトケーシング、飾り帯、ベンチレーター(B)、手摺り、前面窓(C)の配置位置関係は当然ながらスケールモデルとしてのニュアンスを付け加える上で、はやり重要なポイントとなります。
Hゴム正面窓タイプのDD54もアルミサッシと同様に同じ位置関係となります。
DD54 2次車原型では手摺りがケーシングから離れた位置に取り付けられています。
正面窓隅柱折れ角がライトケーシングの外側手摺りより少し外側に位置するのがこの写真からも分かります。又この位置からだと屋根が非常に浅いのも確認できます。
●ポイント4
<DD54の砂箱について>
Aタイプ
Aタイプは1~17号機までに取り付けられていたもので砂撒き管元栓が前位にあります。1973年頃までに下のBタイプに全て改造されています。
Bタイプ
Bタイプは標準型といって良いDD54で最も一般的に使用された砂箱でAタイプから改造された17号機に加え18号機から34号機までこのタイプが取り付けられ使用された。
Cタイプ
Cタイプは最後の6次型35~40号機に取り付けられた。
これらのモデルは一昔以上前のものです。現在の当店のプロデュースによりさらに磨きがかかった製品を目指しています。
1番奥は1次型
左1次型、右2次型。前面の傾斜の違いが良く分かります。
今回1次型は製作致しません。
DD54各タイプについての説明その1
国鉄 DD54
TYPE1 DD54 2次車 4~8 正面サッシ窓 改造後
TYPE2 DD54 3次車 9~24 正面サッシ窓
TYPE3 DD54 4次車 25~29 正面Hゴム窓
TYPE4 DD54 5次車 30~34 正面Hゴム窓
TYPE5 DD54 6次車 35~40 正面Hゴム窓
●サウンド付インジェクションモデル
発売予定 2012年7月 本体予価45,000円
●OJ 1/45 大スケールモデル
発売予定 2013年3月 本体予価380,000円
ムサシノモデル DD54 オリジナル図面
当店では今から14年前、平成10年に国鉄標準大型機関車第一弾としてDD54を製作致しました。DD54は実機の仔細図面が無く(メーカーが三菱という事も関係あると思います)当店で模型化図面を作図しそれを韓国メーカーへ送り製品化致しました。それまでは趣味誌に載った模型化図面が唯一の存在でしたが甚だ実機とはかけ離れた印象を受けました。
●ポイント1
DD54の最も重要なポイントはその前面形状とその元を成す車体断面の形状にあります。下の写真は当店のDD54 2次車原形と5次車です。オレンジ色の車体マスキングラインの上の屋根グレイ部分が非常に浅くエッジが立ったようにシャープな印象です。前面は独特の張り出しのピークが窓の下に有りますが真横から見て、前面窓部の後退角が小さくなる事により鳩胸のような印象で浅い屋根と合間ってそそり立つようなDD54の前面を形成しています。模型製作のデザイン上DD54は最も難しいと言われる所以はこの当りにあります。
窓下中央の縦と横のエッジラインが交わるポイントが前に出っ張りすぎるとシャープな印象が薄れてしまいます。DD54の前面の印象はやはり一言でいうと”そそり立つ”という事でしょう。デリケートなニュアンス表現が必要です。
正面運転室窓の位置がバランス的に高い位置にあるように見えないとDD54らしさが出ません。
DD54の”そそり立つ”ような前面の印象がよく分かる角度です。
●ポイント2
屋根オデコのRは水切りの上まで真っ直ぐ伸びてから小さいRで屋根へと繋がります(上写真参照)。車体全景からこの部分を見ると非常に角ばった印象となります。
2次型原形では後に述べるように両端の砂箱砂撒き管が前位にあるのが特徴です。
●ポイント3
DD54正面窓両端隅柱折れ角位置とライトケーシング位置関係について、アルミサッシ窓の2次、3次型、Hゴム窓の4次、5次、6次型共に正面窓両端隅柱折れ角エッジラインを下方に伸ばしていくと(上下イラストの赤ライン参照)ライトケーシング外側に取り付けられた手摺りのさらにほんの少し外側に位置します。DD54の正面を形作る上で大変重要なポイントです。また車体下端よりエプロンまでの寸法(A)、ライトケーシング、飾り帯、ベンチレーター(B)、手摺り、前面窓(C)の配置位置関係は当然ながらスケールモデルとしてのニュアンスを付け加える上で、はやり重要なポイントとなります。
Hゴム正面窓タイプのDD54もアルミサッシと同様に同じ位置関係となります。
DD54 2次車原型では手摺りがケーシングから離れた位置に取り付けられています。
正面窓隅柱折れ角がライトケーシングの外側手摺りより少し外側に位置するのがこの写真からも分かります。又この位置からだと屋根が非常に浅いのも確認できます。
●ポイント4
<DD54の砂箱について>
Aタイプ
Aタイプは1~17号機までに取り付けられていたもので砂撒き管元栓が前位にあります。1973年頃までに下のBタイプに全て改造されています。
Bタイプ
Bタイプは標準型といって良いDD54で最も一般的に使用された砂箱でAタイプから改造された17号機に加え18号機から34号機までこのタイプが取り付けられ使用された。
Cタイプ
Cタイプは最後の6次型35~40号機に取り付けられた。
これらのモデルは一昔以上前のものです。現在の当店のプロデュースによりさらに磨きがかかった製品を目指しています。
1番奥は1次型
左1次型、右2次型。前面の傾斜の違いが良く分かります。
今回1次型は製作致しません。