ラインナップ NO.58 2013.8.4
国鉄新性能電気機関車シリーズ第2弾
EF65 0番台、500番台P車、F車、1000番台PF車
全18バージョン
本体価格245,000円+税
予約受付中 2013年11月発売予定
JR貨物、JR東日本許諾済
EF65非貫通型一般車、500番代P車、500番代F車 各タイプ模型化一覧
TYPE1A 1~47 一般車1次型
TYPE1B 73~120 一般車3、4、5次型
TYPE1C 121~135 一般車6次型
TYPE P-1 501~512 P車1次量産車
TYPE P-2 527~531、535~542 P車2次量産車
TYPE F-1 513~517 復心装置カヴァー無し F車1次量産車
TYPE F-2 519~521、526 復心装置カヴァー付、つらら切付 F車2次量産車
TYPE F-3 523~525、532~534 復心装置カヴァー付、F車2次量産車
F車は特定番号機として幾つかのナンバー機を製作致します。
TYPE P501 501号機 JR東日本
TYPE P535 535号機 JR貨物
EF65貫通型1000番代車 各タイプ模型化一覧
TYPE PF-1 1001~1017
TYPE PF-2 1023~1039
TYPE PF-3 1040~1049
TYPE PF-4 1050~1055
TYPE PF-5 1056~1091
TYPE PF-6 1092~1118
TYPE PF10 1038号機 JR貨物
TYPE PF11 1041号機 JR貨物
今回は全て国鉄色で製作致します
JR貨物更新色は第2回分として製作予定です。
ムサシノモデルで現在製作中のEF65各タイプについて少し説明させて頂きます。時代設定としてEF65‐500番代P型最後の絶頂期に当たる1970年頃よりEF65 1000番代PF型が500番代P型より山陽、九州ブルトレ牽引を引き継ぎ1981年に全検に入るまでの期間と致します。
ホームページにアップ致しましたサンプルはさらに改良が加えられます。床下センターフレームは0.3㎜さらに厚みを増すことにより、実機同様、台車と車体の隙がより小さくなります。さらにダクトのジャバラも台車の首振り、ギヤーボックスの当たりに差し障りない範囲で再現致します。1エンド側運転台床下にはハンドブレーキテコが備わります。その他にも細かい改良を各所に加えています。最少通過半径はR610を目指します。牽引力は金属製20系及び24系25型、14系14輌をフルに牽引する事が可能です。
EF65 一般型0番代車 区名札 稲、吹、岡山、広島
EF65 0番代車は500P車同様1964年より製造が始まっています。85~120号機はPF型最初のグループ1001~1017と同じ1969年に、最終グループに当たる121~135号機は1970年に出場している。
●TYPE1A 最初のグループ1~47はスカートに空気取り入れ口があるのが特徴。テールライトケースは反射板が取り付けられる旧タイプで誘導手摺りは短いタイプ。
●TYPE1B 4次型85~104号機 2次型48~72号機では前面テールライト斜め上に空気取り入れ口が移設され、3次型ではテールライト横の誘導手摺りが長くなり、テールライトは一般的な内ばめ式に変更されている。スカート曲部の切欠きステップが機関士側に設けられている。3次型73~84号機の内、77~84号機が新製後直ぐ500番代の535から542へと改造されている。当店で製作する4次型はこの3次型グループと形態的には変わるところはありません。
●TYPE1C 6次型121~135は1000番代2次型と同じ1970年登場。スカート下部は1000番代同様直線となり前面エプロンの長さはテールライト横の誘導手摺りまでと短縮され前面窓が熱線ガラス入りに交換されデフロスタが廃止されている。スカート曲部の切欠きステップは機関士側に加え助手席側にも設けられている。屋上ではランボードが木製からビニロックへと変更されている。
135輌の0番代車は当初稲沢、吹田、岡山、広島へと配置され1985年の時点でも広島が沼津に取って代わっただけで東海道、山陽筋への配置に一貫して変化有りませんでした。高崎への配置はJR化時点の1987年3月31日で2輌のみとなっていますが1986年のJR化前に38輌が既に廃車となっている。0番代車はこの間ほとんど改造を受ける事は有りませんでしたがパンタグラフは1974年の時点でシュー式よりホーン式へと交換されています。今回の当店製品はホーン式PS17を取り付けます。各ナンバーはそれぞれ配置されていた所属区の区名札が付きますがPPパーツで他2つ程移動して行った区名札も入れる事と致します。屋上モニター、取り外し屋根は青15号。
EF65 500番代P型 区名札 東、関(PP新、高、高機)
500番代P型が東京機関区へと配属されEF60 500に変わってブルートレインを牽引した1965年10月より1000番代PF型へとバトン・タッチした1978年10月までの期間の中で1974年~1976年(ブルトレ・ブームたけなわの頃)を想定して製品化致します。
●TYPE P-1 P車1次量産車 501~512は1964年に製造され形態は0番代2次車同様、テールライトケースは反射板が取り付けられる旧タイプでテールライト横誘導手摺りが短い。
●TYPE P-2 P車2次量産車 527~531、535~542は1966年製造。535~542は一般型0番代3次車からの改造。テールライトが内ばめ式の新型となり、テールライト横の誘導手摺りが長い。スカート曲部の切欠きステップが機関士側に設けられている。
P型は1971年まで東京機関区において全25輌体制で集中配備されていましたが以降は501~504の4輌が下関へ移動、1978年のブルトレ牽引降板までこの状態が続きます。その後527~531を残して505~512、535~542は新鶴見へ、501~504は沼津へと移動、その後1985年より高崎第2へと移動が始まりJR化後の1989年にはJR東の501高運を除きP車、F車共全機JR貨物高機へと集約配備され又、この年から更新工事も始まってます。500番代P車は1974年頃よりPS17パンタグラフの舟をシュータイプよりホーンタイプへと交換が順次行われており1978年には全ての交換が終了しています。当社製品は基本的にはシュータイプのパンタグラフを取り付けた状態で出荷しますがホーンタイプへの交換も可能です。屋上モニター、保機色類は青15号です。
EF65 500F車 513~526、532~534 区名札 米、吹二(PP 稲)
1000トンの貨物列車を重連、常用最高速度100km/hで牽引走行する目的で1965~1966年に掛けて17輌が製造された。
●TYPE F-1 F車1次量産車 513~517 復心装置カヴァー無しグループ これらの5輌は1965年に製造され高速貨物列車の運用が始まるまでP車と共に東京機関区に配備されブルトレ運用に当たっている。このグループは復心装置カヴァーが無いのが特徴。テールライトケースは反射板が取り付けられる旧タイプでテールライト横の誘導手摺りは短いタイプ。
●TYPE F-2 F車2次量産車 519~521、526 復心装置カヴァー付、正面窓上氷柱切り付グループ 1966年10月からの高速貨物牽引に合わせF車全17輌は吹田第2機関区へ配備され運用に就いているが2年後の1968年10月には早くもEF66と交代させられた。この時518~522,526号機には正面窓上の氷柱切り及びホイッスルカヴァーが東北/上越線用として鷹取工場で取り付けられている。
●TYPE F-3 F車2次量産車 523~525、532~534 復心装置カヴァー付 2次量産車でもこれら7輌には氷柱水切りは取り付けられていません。
1968年F車は全機新鶴見機関区へと移動。短い期間ではあるが東北/上越線で活躍。しかし翌年には本格的な耐寒耐雪仕様のPF型1001~の登場により更に広島へ移動。1975年よりは復心装置カヴァー無しの513~517の5輌が古巣の吹田二、518~526、532~534が米原へと移動。米原機関区が廃止される1985年3月まで在籍し貨物輸送の他、特急日本海なども牽引、ブルートレインの先頭に立っている。又この時期まではスカート部各ホース類はフル装備されていた。当店ではこの時期の500F車を想定して製品化致します。F車も稲沢第2への移動の後P車同様JR発足時には全て高崎機関区へ集約配備されている。尚氷柱切り上部は青15号です。518号機と522号の2輌は後の改造により形態に変化が生じており今回は製品化致しません。
EF65 PF型 1001~1055 上野口で活躍したPF型 区名札 宇(PP 田)
●TYPE PF-1 PF型1000番代車最初のグループ 1001~1017 水切り上クリーム、シュータイプ
500F型に取って変わるべく本格的耐寒仕様が施されて1969年に登場、全機新鶴見機関区配備され東北、上越線運用に就いている。このグループは前面窓とヘッドライトに氷柱切りの無い型で登場しているが1018号機登場以降前面窓上のみ氷柱切を取り付けている。
●TYPE PF-2 PF型 1023~1039 水切り上青15号、シュータイプ
1969年、1970年製造の第2グループ1018~1022に引き続き1970年に製造された第3グループ。形態変化として第2グループ同様、初めから前面窓とヘッドライトに氷柱切り付で登場しているが第3グループではさらに車体前面エプロンのテールライト下までの短縮化が行われている。新鶴見、下関、そして初めて宇都宮へも配備されている。
●TYPE PF-3 PF型 1040~1049 水切り上クリーム、ホーンタイプ
東北本線の貨物列車スピード向上を計り1049の下関を除き他は宇都宮へと配備されている第4グループ。形態的変化として運転室屋上への扇風機カヴァー取付。前面通風用ルーバーの廃止、テールライトの外ばめ式への変更、KE59ジャンパーカプラー不要によりこのスカート取付部がポッカリと開口部になっている。
●TYPE PF-4 PF型 1050~1055 水切り上クリーム、ホーンタイプ
1972年に登場したPF型第5グループで全て下関区に配備されている。KE59ジャンパー栓の開口部がなくなった以外前グループと差異は無い。
これらPF型1001~1055のグループは元来東北、上越線用に製造されたもので1970年登場の寝台特急”あけぼの”も宇都宮のPF型が牽引。1973年 EF66 2次型21~が揃うと全機宇都宮へと集中配備となるがこの時宇都宮機関区ではEF56、57が最後の活躍を見せておりEF58も引き続き活躍中であった。EF65PF型のこの状況は1983年宇都宮機関区廃止により田端運転所に移動するまで続く事となる。1978年には”北星”の牽引をEF58から奪うが1982年”北星”の廃止となると”あけぼの”が3往復体制となりJR化を迎える。その後紆余曲折はあるが1993年までこの列車の牽引を担当しその後EF81に後を譲っている。以上のようにEF65 1001~1055のグループは500P車、PF車1092~が東京口発着のブルートレイン牽引で活躍したのと比べ上野口発着のブルートレイン牽引としての印象が大きいものとなっている。
PF型1001~1055はパンタグラフの舟を1974年頃よりシュータイプからホーンタイプへの交換が始まっており500P車同様1978年には全車交換が終了している。屋上モニター取り外し屋根は1980年代中頃まで青15号、但し新製時青15号であった水切り上の塗色は大宮工場入場時クリームへと塗り替えられている。模型ではPS17パンタグラフ、 シュータイプ+水切り上青15号、ホーンタイプ+水切りクリームとなるのが正確な組み合わせではないでしょうか。
EF65 PF型 1056~1139 PF型の最終形 区名札 東、関、新
●TYPE PF-5 PF型 1056~1068
1976年から77年に掛けてEF15等首都圏の旧型電関の置き換え用として前グループより4年振りに製造された。外観的にはPS22Bパンタグラフ使用、ブロック式ナンバープレート化、ランボード取付脚も高くなった。乗務員ドア後方に梯子掛けを設置する等全体として印象が大きく変化、EF65最終形と云えるものになっている。全機新鶴見へ配置され貨物輸送に活躍、JR化後も例外を除いて殆ど配置替えはなかった。
●TYPE PF-6 PF型 1092~1118
1092~1118は東京口ブルートレインを500P型に代わって牽引する目的で新造された。前グループと較べ形態的変化は無いが運用にあたって東海道山陽線に不要なスノウプロウ、汽笛カヴァーは取り外されている。1092~1095は下関、1096~1116は東京機関区、1117、1118が新鶴見へと配置されブルートレイン牽引に大活躍した。東京機関区へと配備されグループは東京機関区廃止により田端運転所に移りJR化後はJR東所属機となっている。1092~1118はEF65の最終グループ、1979年製造でEF58に代わって関西発山陽線での特急運用目的で製造されたグループで最初からスノウプロウ、汽笛カヴァー、砂撒管ヒーター等が省かれた。又DT115の枕バネ オイルダンバーの向きを90度反転させ折損を防いでいる。1119~1128が下関、1129~1139が宮原へと配置されている。宮原のグループは宮原機関区廃止で吹田、更に下関へ移動、JR化後はJR西へと引き継がれている。
当店製品は1092~1118の東京機関区へと配置されたグループを今回製品化致します。
JR化後の特定番号機として青15号、クリームの特急塗色号機を以下の4つのナンバーで製作致します。
●TYPE P501 JR東日本501号機
黒Hゴム、避雷器LA17、列車無線アンテナ取付、屋上ランニングボードは鉄製で滑り止めの塗装を施したもの。取付部取り外し屋根はビニロック取付仕様。前面テールライト外ばめ化、ATSーP車上子取付、キャブインテリアATSーP装置取付、一体圧延車輪。屋上のモニターは黒、パンタグラフ取り外し屋根及びランボードはグレイ。現在の実機に忠実に塗装致します。少し艶のある塗装仕上げと致します。
●TYPE P535 JR貨物535号機
避雷器LA17、列車無線アンテナ取付、GPSアンテナ取付、屋上ランニングボード、パンタグラフ取付部取り外し屋根はビニロック取付仕様、一体圧延車輪。最後の全検時に屋上はモニター屋根部分が黒。パンタグラフ取り外し屋根はグレイ、ランニングボードもグレイで出場しました。区名札の高の文字は金色。少し艶のある塗装仕上げと致します。
●TYPE PF10 JR貨物1038号機
●TYPE PF11 JR貨物1041号機
最後までグレイHゴム、国鉄特急色で活躍した人気のナンバーを忠実に模型化致します。PF車1001~1055までの内、約半数程がJR化後側面乗務員ドア下部車体下端がほんの少しの切欠かれている。1038、1041共この切欠きが見られます。避雷器LA17、列車無線アンテナ取付、GPSアンテナ取付、一体圧延車輪。屋上はモニター屋根黒、パンタ取り外し屋根グレイ、ランボードは4分割の内、中央2つがダークグレイ、両サイドがライトグレイ。
国鉄新性能電気機関車シリーズ第2弾
EF65 0番台、500番台P車、F車、1000番台PF車
全18バージョン
本体価格245,000円+税
予約受付中 2013年11月発売予定
JR貨物、JR東日本許諾済
EF65非貫通型一般車、500番代P車、500番代F車 各タイプ模型化一覧
TYPE1A 1~47 一般車1次型
TYPE1B 73~120 一般車3、4、5次型
TYPE1C 121~135 一般車6次型
TYPE P-1 501~512 P車1次量産車
TYPE P-2 527~531、535~542 P車2次量産車
TYPE F-1 513~517 復心装置カヴァー無し F車1次量産車
TYPE F-2 519~521、526 復心装置カヴァー付、つらら切付 F車2次量産車
TYPE F-3 523~525、532~534 復心装置カヴァー付、F車2次量産車
F車は特定番号機として幾つかのナンバー機を製作致します。
TYPE P501 501号機 JR東日本
TYPE P535 535号機 JR貨物
EF65貫通型1000番代車 各タイプ模型化一覧
TYPE PF-1 1001~1017
TYPE PF-2 1023~1039
TYPE PF-3 1040~1049
TYPE PF-4 1050~1055
TYPE PF-5 1056~1091
TYPE PF-6 1092~1118
TYPE PF10 1038号機 JR貨物
TYPE PF11 1041号機 JR貨物
今回は全て国鉄色で製作致します
JR貨物更新色は第2回分として製作予定です。
ムサシノモデルで現在製作中のEF65各タイプについて少し説明させて頂きます。時代設定としてEF65‐500番代P型最後の絶頂期に当たる1970年頃よりEF65 1000番代PF型が500番代P型より山陽、九州ブルトレ牽引を引き継ぎ1981年に全検に入るまでの期間と致します。
ホームページにアップ致しましたサンプルはさらに改良が加えられます。床下センターフレームは0.3㎜さらに厚みを増すことにより、実機同様、台車と車体の隙がより小さくなります。さらにダクトのジャバラも台車の首振り、ギヤーボックスの当たりに差し障りない範囲で再現致します。1エンド側運転台床下にはハンドブレーキテコが備わります。その他にも細かい改良を各所に加えています。最少通過半径はR610を目指します。牽引力は金属製20系及び24系25型、14系14輌をフルに牽引する事が可能です。
EF65 一般型0番代車 区名札 稲、吹、岡山、広島
EF65 0番代車は500P車同様1964年より製造が始まっています。85~120号機はPF型最初のグループ1001~1017と同じ1969年に、最終グループに当たる121~135号機は1970年に出場している。
●TYPE1A 最初のグループ1~47はスカートに空気取り入れ口があるのが特徴。テールライトケースは反射板が取り付けられる旧タイプで誘導手摺りは短いタイプ。
●TYPE1B 4次型85~104号機 2次型48~72号機では前面テールライト斜め上に空気取り入れ口が移設され、3次型ではテールライト横の誘導手摺りが長くなり、テールライトは一般的な内ばめ式に変更されている。スカート曲部の切欠きステップが機関士側に設けられている。3次型73~84号機の内、77~84号機が新製後直ぐ500番代の535から542へと改造されている。当店で製作する4次型はこの3次型グループと形態的には変わるところはありません。
●TYPE1C 6次型121~135は1000番代2次型と同じ1970年登場。スカート下部は1000番代同様直線となり前面エプロンの長さはテールライト横の誘導手摺りまでと短縮され前面窓が熱線ガラス入りに交換されデフロスタが廃止されている。スカート曲部の切欠きステップは機関士側に加え助手席側にも設けられている。屋上ではランボードが木製からビニロックへと変更されている。
135輌の0番代車は当初稲沢、吹田、岡山、広島へと配置され1985年の時点でも広島が沼津に取って代わっただけで東海道、山陽筋への配置に一貫して変化有りませんでした。高崎への配置はJR化時点の1987年3月31日で2輌のみとなっていますが1986年のJR化前に38輌が既に廃車となっている。0番代車はこの間ほとんど改造を受ける事は有りませんでしたがパンタグラフは1974年の時点でシュー式よりホーン式へと交換されています。今回の当店製品はホーン式PS17を取り付けます。各ナンバーはそれぞれ配置されていた所属区の区名札が付きますがPPパーツで他2つ程移動して行った区名札も入れる事と致します。屋上モニター、取り外し屋根は青15号。
EF65 500番代P型 区名札 東、関(PP新、高、高機)
500番代P型が東京機関区へと配属されEF60 500に変わってブルートレインを牽引した1965年10月より1000番代PF型へとバトン・タッチした1978年10月までの期間の中で1974年~1976年(ブルトレ・ブームたけなわの頃)を想定して製品化致します。
●TYPE P-1 P車1次量産車 501~512は1964年に製造され形態は0番代2次車同様、テールライトケースは反射板が取り付けられる旧タイプでテールライト横誘導手摺りが短い。
●TYPE P-2 P車2次量産車 527~531、535~542は1966年製造。535~542は一般型0番代3次車からの改造。テールライトが内ばめ式の新型となり、テールライト横の誘導手摺りが長い。スカート曲部の切欠きステップが機関士側に設けられている。
P型は1971年まで東京機関区において全25輌体制で集中配備されていましたが以降は501~504の4輌が下関へ移動、1978年のブルトレ牽引降板までこの状態が続きます。その後527~531を残して505~512、535~542は新鶴見へ、501~504は沼津へと移動、その後1985年より高崎第2へと移動が始まりJR化後の1989年にはJR東の501高運を除きP車、F車共全機JR貨物高機へと集約配備され又、この年から更新工事も始まってます。500番代P車は1974年頃よりPS17パンタグラフの舟をシュータイプよりホーンタイプへと交換が順次行われており1978年には全ての交換が終了しています。当社製品は基本的にはシュータイプのパンタグラフを取り付けた状態で出荷しますがホーンタイプへの交換も可能です。屋上モニター、保機色類は青15号です。
EF65 500F車 513~526、532~534 区名札 米、吹二(PP 稲)
1000トンの貨物列車を重連、常用最高速度100km/hで牽引走行する目的で1965~1966年に掛けて17輌が製造された。
●TYPE F-1 F車1次量産車 513~517 復心装置カヴァー無しグループ これらの5輌は1965年に製造され高速貨物列車の運用が始まるまでP車と共に東京機関区に配備されブルトレ運用に当たっている。このグループは復心装置カヴァーが無いのが特徴。テールライトケースは反射板が取り付けられる旧タイプでテールライト横の誘導手摺りは短いタイプ。
●TYPE F-2 F車2次量産車 519~521、526 復心装置カヴァー付、正面窓上氷柱切り付グループ 1966年10月からの高速貨物牽引に合わせF車全17輌は吹田第2機関区へ配備され運用に就いているが2年後の1968年10月には早くもEF66と交代させられた。この時518~522,526号機には正面窓上の氷柱切り及びホイッスルカヴァーが東北/上越線用として鷹取工場で取り付けられている。
●TYPE F-3 F車2次量産車 523~525、532~534 復心装置カヴァー付 2次量産車でもこれら7輌には氷柱水切りは取り付けられていません。
1968年F車は全機新鶴見機関区へと移動。短い期間ではあるが東北/上越線で活躍。しかし翌年には本格的な耐寒耐雪仕様のPF型1001~の登場により更に広島へ移動。1975年よりは復心装置カヴァー無しの513~517の5輌が古巣の吹田二、518~526、532~534が米原へと移動。米原機関区が廃止される1985年3月まで在籍し貨物輸送の他、特急日本海なども牽引、ブルートレインの先頭に立っている。又この時期まではスカート部各ホース類はフル装備されていた。当店ではこの時期の500F車を想定して製品化致します。F車も稲沢第2への移動の後P車同様JR発足時には全て高崎機関区へ集約配備されている。尚氷柱切り上部は青15号です。518号機と522号の2輌は後の改造により形態に変化が生じており今回は製品化致しません。
EF65 PF型 1001~1055 上野口で活躍したPF型 区名札 宇(PP 田)
●TYPE PF-1 PF型1000番代車最初のグループ 1001~1017 水切り上クリーム、シュータイプ
500F型に取って変わるべく本格的耐寒仕様が施されて1969年に登場、全機新鶴見機関区配備され東北、上越線運用に就いている。このグループは前面窓とヘッドライトに氷柱切りの無い型で登場しているが1018号機登場以降前面窓上のみ氷柱切を取り付けている。
●TYPE PF-2 PF型 1023~1039 水切り上青15号、シュータイプ
1969年、1970年製造の第2グループ1018~1022に引き続き1970年に製造された第3グループ。形態変化として第2グループ同様、初めから前面窓とヘッドライトに氷柱切り付で登場しているが第3グループではさらに車体前面エプロンのテールライト下までの短縮化が行われている。新鶴見、下関、そして初めて宇都宮へも配備されている。
●TYPE PF-3 PF型 1040~1049 水切り上クリーム、ホーンタイプ
東北本線の貨物列車スピード向上を計り1049の下関を除き他は宇都宮へと配備されている第4グループ。形態的変化として運転室屋上への扇風機カヴァー取付。前面通風用ルーバーの廃止、テールライトの外ばめ式への変更、KE59ジャンパーカプラー不要によりこのスカート取付部がポッカリと開口部になっている。
●TYPE PF-4 PF型 1050~1055 水切り上クリーム、ホーンタイプ
1972年に登場したPF型第5グループで全て下関区に配備されている。KE59ジャンパー栓の開口部がなくなった以外前グループと差異は無い。
これらPF型1001~1055のグループは元来東北、上越線用に製造されたもので1970年登場の寝台特急”あけぼの”も宇都宮のPF型が牽引。1973年 EF66 2次型21~が揃うと全機宇都宮へと集中配備となるがこの時宇都宮機関区ではEF56、57が最後の活躍を見せておりEF58も引き続き活躍中であった。EF65PF型のこの状況は1983年宇都宮機関区廃止により田端運転所に移動するまで続く事となる。1978年には”北星”の牽引をEF58から奪うが1982年”北星”の廃止となると”あけぼの”が3往復体制となりJR化を迎える。その後紆余曲折はあるが1993年までこの列車の牽引を担当しその後EF81に後を譲っている。以上のようにEF65 1001~1055のグループは500P車、PF車1092~が東京口発着のブルートレイン牽引で活躍したのと比べ上野口発着のブルートレイン牽引としての印象が大きいものとなっている。
PF型1001~1055はパンタグラフの舟を1974年頃よりシュータイプからホーンタイプへの交換が始まっており500P車同様1978年には全車交換が終了している。屋上モニター取り外し屋根は1980年代中頃まで青15号、但し新製時青15号であった水切り上の塗色は大宮工場入場時クリームへと塗り替えられている。模型ではPS17パンタグラフ、 シュータイプ+水切り上青15号、ホーンタイプ+水切りクリームとなるのが正確な組み合わせではないでしょうか。
EF65 PF型 1056~1139 PF型の最終形 区名札 東、関、新
●TYPE PF-5 PF型 1056~1068
1976年から77年に掛けてEF15等首都圏の旧型電関の置き換え用として前グループより4年振りに製造された。外観的にはPS22Bパンタグラフ使用、ブロック式ナンバープレート化、ランボード取付脚も高くなった。乗務員ドア後方に梯子掛けを設置する等全体として印象が大きく変化、EF65最終形と云えるものになっている。全機新鶴見へ配置され貨物輸送に活躍、JR化後も例外を除いて殆ど配置替えはなかった。
●TYPE PF-6 PF型 1092~1118
1092~1118は東京口ブルートレインを500P型に代わって牽引する目的で新造された。前グループと較べ形態的変化は無いが運用にあたって東海道山陽線に不要なスノウプロウ、汽笛カヴァーは取り外されている。1092~1095は下関、1096~1116は東京機関区、1117、1118が新鶴見へと配置されブルートレイン牽引に大活躍した。東京機関区へと配備されグループは東京機関区廃止により田端運転所に移りJR化後はJR東所属機となっている。1092~1118はEF65の最終グループ、1979年製造でEF58に代わって関西発山陽線での特急運用目的で製造されたグループで最初からスノウプロウ、汽笛カヴァー、砂撒管ヒーター等が省かれた。又DT115の枕バネ オイルダンバーの向きを90度反転させ折損を防いでいる。1119~1128が下関、1129~1139が宮原へと配置されている。宮原のグループは宮原機関区廃止で吹田、更に下関へ移動、JR化後はJR西へと引き継がれている。
当店製品は1092~1118の東京機関区へと配置されたグループを今回製品化致します。
JR化後の特定番号機として青15号、クリームの特急塗色号機を以下の4つのナンバーで製作致します。
●TYPE P501 JR東日本501号機
黒Hゴム、避雷器LA17、列車無線アンテナ取付、屋上ランニングボードは鉄製で滑り止めの塗装を施したもの。取付部取り外し屋根はビニロック取付仕様。前面テールライト外ばめ化、ATSーP車上子取付、キャブインテリアATSーP装置取付、一体圧延車輪。屋上のモニターは黒、パンタグラフ取り外し屋根及びランボードはグレイ。現在の実機に忠実に塗装致します。少し艶のある塗装仕上げと致します。
●TYPE P535 JR貨物535号機
避雷器LA17、列車無線アンテナ取付、GPSアンテナ取付、屋上ランニングボード、パンタグラフ取付部取り外し屋根はビニロック取付仕様、一体圧延車輪。最後の全検時に屋上はモニター屋根部分が黒。パンタグラフ取り外し屋根はグレイ、ランニングボードもグレイで出場しました。区名札の高の文字は金色。少し艶のある塗装仕上げと致します。
●TYPE PF10 JR貨物1038号機
●TYPE PF11 JR貨物1041号機
最後までグレイHゴム、国鉄特急色で活躍した人気のナンバーを忠実に模型化致します。PF車1001~1055までの内、約半数程がJR化後側面乗務員ドア下部車体下端がほんの少しの切欠かれている。1038、1041共この切欠きが見られます。避雷器LA17、列車無線アンテナ取付、GPSアンテナ取付、一体圧延車輪。屋上はモニター屋根黒、パンタ取り外し屋根グレイ、ランボードは4分割の内、中央2つがダークグレイ、両サイドがライトグレイ。