EF64-0番代タイプ分け決定 2013.8.23
当店の国鉄新性能電関シリーズ10月発売となるEF65に続いてEF64-0の製作に取り組んでおります。EF64-0番台車は今まさにその活躍に最後のピリオドを打つ時を迎えつつあります。当店の今回のこの企画、EF64-0番台車の誕生からの歴史を1/80、16番にて徹底的に掘り下げ総括してしまおうという壮大なプロジェクトです。もちろん13㎜バージョンも製作致します。EF64の決定的かつ最終モデルとなるよう現在鋭意努力をしている最中です。14年の発売を予定しており現在、オリジナル模型化図面を製作中です。どのような内容で製作していくか、まだ構想の段階ですが一応下記の通りタイプ分けを致しました。EF65-1000番と同じ寸法を持ったフロント・フェイス、EF65とは全く異なる下廻りの構造等々シリーズとしての発展性も兼ねて大変刺激的です。

<国鉄(JNR)時代>
タ イ プ  時  期  その他
TYPE1a 1次型(3~12)昭和40年製 EG付
EG付 福島時代z(ツララ切付)3、6、8号
 

TYPE1b
TYPE1c
1次型(3~12)昭和40年製 EG付
5号  稲沢時代(排風口カバー改造)1982年以降
10号 篠ノ井時代 1970年代中頃以降
 
TYPE2a 2次型(13~28)昭和41年製 EG無し
15号 甲府時代 1982年頃
17、26号 甲府時代 1973年頃
 急行アルプス・ローカル等
TYPE3 3次型(29、30)昭和43年製 EG付
29、30号 稲沢時代(排風口カバー改造) 1985年頃
 
TYPE4a 4次型(31~36)昭和45年製 EG付
33号 甲府時代 1970年代後半~
 
TYPE5a 5次型(37~43)昭和46年製 EG付
39号 甲府時代 1973年頃
 急行アルプス・ローカル等
TYPE6 6次型(44、45)昭和46年製 EG付
44、45号 篠ノ井時代 1975~1985年頃
 
TYPE7a 7次型(46~55)昭和48年製 EG付
48、52、53号 篠ノ井時代 1978年頃
 急行「ちくま」
TYPE7b 7次型(56~75)昭和48年製 EG無
58号 お召 篠ノ井時代 1978年
 
長野国体
TYPE7c 7次型(56~75)昭和48年製 EG無
62、68号 篠ノ井時代 1973年
74号 長岡時代  1982年頃
 特急”北陸”牽引
 TYPE8a
 TYPE8b
8次型(76、77)昭和51年製 EG無
76号 甲府時代
77号 お召 八王子時代 1986年10月9日
 アンテナ付
 TYPE9a 9次型(78、79)昭和51年製 EG無 
 78、79号 甲府~八王子時代 1978~1986年
 
<JR時代>
 タイプ  時  期  その他
TYPE5b
TYPE5c
5次型(37~43)昭和46年製
JR東 37茶、38青 長岡時代
あけぼの牽引

TYPE1d
TYPE2b
TYPE2c
JR貨物原色 篠ノ井(塩尻)
4号  廃車2008年(排風口カヴァー改造)
18号 廃車2004年 20号機 廃車2008年
21、24、25、26、28(モニター窓枠改造)から2ナンバー
 
 
TYPE1e
TYPE2e
TYPE4b
JR貨物原色愛知
12号
11号変更可、電暖付 廃車2006年
27号 廃車2006年
34号 廃車2011年(モニター窓枠改造) 
 

TYPE7d
TYPE9b
JR貨物大宮3色 更新色
48、50号 篠ノ井(塩尻)
79号 愛知
 
TYPE7e
TYPE8c
JR貨物大宮2色 更新色
59、63、72号 愛知
77号       愛知
 

TYPE7f
JR貨物広島2色 更新色
67号
 

ムサシノモデルではEF65、EF64に引き続きEF65のバリエーション展開としてのEF60、EF81、EF71、ED78を一つのグループとして集中的にプロデュースを行っております。
何れも豊富な資料に基づいて正確なプロポーション・フォルムと微に入り細に至る作り込み、バージョンの作り分けを行ってまいります。その上で満を持してEF62,EF63の最終回答的モデルへと歩を進めてまいります。



EF65はいくつかのタイプ(P車、F車、PF車)の再生産と P車の日車製変形機、更にJR貨物更新機各タイプ、茶ガマ57号機、JR東レインボーカラ―等を予定しています。
EF60は2次車(15~46)、3次車(47~83)、4次車(84~139)+500番代2タイプ(501~511)、(512~514)を製作致します。尚1次量産車3~14に付きましては2次量産機以降と比べて車体長が500㎜(1/80換算で6.25㎜)短い。同じくDT115A/116Aに対してDT115/116は軸距が300㎜(1/80換算で3.75㎜)。車輪輪心がボックス動輪ではなくスポーク動輪である等の相違が有りますのでメーカーのATM社と交渉していかなければなりません。当店としましてはEF60の試作機1、2号機は無理でも1次量産車は何とか製品化したいところです。
EF81 多くのバリエーションが存在するEF81は最低2回に分けて製作する予定です。現在製品化するタイプの選別中です。屋上抵抗器カバーの作り分け、床下廻りの作り込み等かなりヘビーなモデルです。
EF71/ED78
ムサシノモデル初となる交流電気機関車、屋上機器の作り込みはEF510で既に経験済ですが正確に形造られた車体、キャブインテリア、下廻りの台枠、各種フレームや6つも配置されたエアータンクと複雑なパイピング、完全に再現されるED78の中間台車とその周辺ディテールは当店ならではのスーパー・ディテールモデルとなります。ED75と比べベンチレータと明り取り窓の間隔が拡い等今までのイメージを覆す新たな発見満載のかなり刺激的なモデルとなりましょう。