ラインナップ NO.15                              2014.11.17

スーパークラシックOJシリーズ 第17弾
国鉄貨車シリーズ

テラ1
2015年3月発売予定
本体価格88,000円


テラ1 試作サンプル

 ワラ1、レム5000に遅れてテラ1のサンプルモデルがアートホビーより送られて来ましたのでご紹介させて頂きます。鉄製有蓋車は石灰、セメント等雨水と化合して発火する恐れのある荷を輸送する有蓋車で屋根、側面、床とオールスチール製で雨水の侵入防止の為扇も含め二重張りとなっています。柱は全て車体外側に有り庫内に内羽目、天井板が無いのが特徴となっている。戦後製のものではワム23000(90000)に準じた設計のテム100(2段リンク版はテム300)がありますが製品化するテラ1は鉄製有蓋車最後の形式で1964年製、ワラ1に準じたもので積載重量も17tとなり形式もテムよりテラとなっています。今回ワラ1を製作する上で下廻りの部品が多少流用できる事、車体にプレスのリブ等が無い事、庫内も内羽目等がない等々多少製作が楽なんじゃないの!とウジン氏を何とか説得(丸め込めたのか?)、少量生産で製作する事となりました。この様な機会でないととても製作する事が不可能なプロトタイプと云えましょう。専属貨車で各管内の名、高、盛等の表記が魅力です。





サンプルモデルは屋根、妻板、ドア等洋白板を使用していますのでご了承下さい。妻板の溶接ラインの入り方で2タイプでの製品化と致します。







数か所の修正ポイントがありますが非常に高い完成度です。細かい部品一つに至るまで国鉄の実物図面集から正確にスケールダウンしていますので全体のプロポーションから細部のコンストラクションまで実物そのまんまのイメージを再現。



庫内には内羽目、柱がありません。ドアは上吊り式で実物同様車輪が上部ドアレールの上にあり回転移動してドアが開閉します。









当店で戦後の代表的貨車をゆっくりとしたペースで発売してまいりました。無蓋車はアオリ戸の開閉を可能とする上で重要な中央の柱の強度をいかに持たせるかを考えてるうちに・・・・残念でした。いずれは予定通り製作致します。OJゲージ次の製作予定はワム10000/120000、ワム50000、レ12000を予定しております。ワム10000の短軸、ワム12000の長軸の違い、台枠位置の相違をOJで完全に再現する事が可能となります。OJならではのスケール感でおおいに楽しむ事ができます。