ランナップ69                                     2015.10.30
EF60サンプル紹介
本体価格予価248,000
近日予約開始致します。


新たに機械室内にエッチングパターンを施した衝立を設置。横から見た時のすこ抜け感を防ぎました。




2013年11月田端にてのEF81 133号機の取材の翌日横川でEF60の取材を行いました。既にEF65の模型化図面は完成していたのでそれとの寸法の相違をチェック、下廻りのディテール等細かくEF65との差異を作り分けました。
 現在総組立の最終段階を迎えているEF64の発売が11月から、その次のEF65の発売が3月位までになると予定しています。ATM社でのその後の発売予定の順番としてまずED12,その後に今回サンプルをご紹介するEF60と西武E851が入ってきます。EF81はその後の発売となります。今ATMではEF15,103系の製図に取り組んでもらっています。EF60はEF15と共に1960年代から国鉄の最後まで日本の直流電化区間で活躍した戦後の代表的電気機関車で貨物用機として後続のEF65も加え最もポピュラーな存在でした。しかしブルートレイン牽引は僅かの期間に留まりどうしても地味な日陰者的存在です。今回当店ではこのEF60に改めて光を当てる事としこれまでに無い正確さで再現する事によりEF60の魅力を世に問う事と致しました。


EF65非貫通タイプは形態的には屋上モニターの形状等一部を除きヘッドライト2灯のEF60 4次車のデザインをそのまま引き継いでいます。模型で再現する上でヘッドライト1灯のEF60 1~3次車と2灯のEF65の前面形状は全く同一でなければなりません。しかし上の写真の通りヘッドライトの違いで大きく印象が異なります。より精悍な表情のEF65に対しEF60は一層堂々とした佇まいを持っています。









EF60とEF65では空転検知の方式が異なるので台車各軸にEF65のような空転検知器がありません。

中間台車の荷重受けは一工夫致します。

側面機械室窓は機内にディテール表現を施した衝立を取り付ける事によりすこ抜けを防ぎます。









この角度から見るEF60は非常に魅力的です。

ヘッドライトケーシングの形状には大変気を使いました。もう一度修正する部分があります。



EF65と異なる屋上モニターの形状はこれまでになく正確に再現致しました。

パンタグラフ、避雷器共ディテールを精巧に再現。





下廻り台枠、床下のディテールはほぼ完全に再現しています。

ハンドブレーキテコが見えます。

台車前部に取り付けたATS車上子、その上にはATSの配管が見えます。

EF60の前面を使う事でクイル式のEF60 1~12号機、EF61さらにEF70へと企画を進めてまいります。